今回は、実際に管理人が体験した海外と国内旅行時のトラブルをご紹介します。かなり前の事件から最近の事件までいろいろごちゃ混ぜにしましたが、基本的に古今東西、同じようなトラブルが発生しているようなので、参考にしていただけると幸いです。
なお、いうまでもありませんが、旅先で出会ったほとんどの方は親切で素晴らしい方でした。それは日本も外国も同じです。また、一部に自分が招いた「自爆トラブル」も含まれています。
- 旅行トラブル★ガイドがナンパ事件(ブータン)
- 旅行トラブル★高額コーヒー押し売り事件(ベトナム)
- 旅行トラブル★悪徳タクシーシリーズ
- 旅行トラブル★キノコで食中毒事件(タイ)
- 旅行トラブル★激痛!ムカデ被害事件(日本・山口県)
- 旅行トラブル★無料バスツアー→高額ツアー事件(㊙)
- 旅行トラブル★空港で謎の罰金事件(ベトナム)
- 旅行トラブル★児童虐待冤罪事件(アメリカ)
- 旅行トラブル★不審な両替事件(タイ)
- 旅行トラブル★5mの移動で5,000円要求事件(南アフリカ)
- 旅行トラブル★粗悪品オーダーメイド事件(香港)
- 旅行トラブル★深夜のベネツィアでドキドキ事件(イタリア)
- 旅行トラブル★船酔いで不愉快マックス事件(イタリア)
- 旅行トラブル★コピー水墨画事件(中国)
- 旅行トラブル★桂花陳酒液漏れ事件(中国)
- 旅行トラブル★絨毯屋兼ガイド事件(トルコ)
- 旅行トラブル★「ドリアンとビール」で旅行台無し事件(タイ)
旅行トラブル★ガイドがナンパ事件(ブータン)
「世界で一番幸せな国」といわれている「ブータン」は、国民が日本人に似た容姿を持ち、民族衣装も日本の着物に似ています。
おまけにみなさん、素朴な人柄でとてもフレンドリー。ほとんどの人は楽しく快適に旅行ができることでしょう。
私(管理人)がそんなブータンで遭遇したトラブル。ブータンは「公定料金制度」を採用しており、政府が定めた「1名1泊あたりの料金」が明確に決められています。
その公定料金には、宿泊費、ガイド代、交通費、食事代がすべて含まれています。
そうです。ブータン旅行にはガイドさんとドライバーさんがもれなくついてきます。私が旅行した時は、ドライバーさんが急病かなにかで不在だったので、ガイドさんがドライバーさんを兼ねていました。
「日本語ガイド」ということだったのに、日本語が苦手で英語しか話さず、しかもブータンなまりなので、ただでさえ英語が苦手な私は大変苦労しました。
ガイドさんは疲れているのか、半開きの目で運転し、山道などはかなりデンジャラス。
このガイドさん、私たちと食事も一緒、夕方に部屋にも遊びにくる…などなど、仕事熱心なのか公私混同しているのか不明な人で、旅行最後の晩には、「僕も友だちを連れてくるから、4人(私と女友だち)で飲みに行こう」と誘う始末。
断る理由も見つからず一応了承したのですが、その日の観光中に日本人の男性に出会い、その人を誘って連れて行くと、突然ご機嫌斜めに。それから、ず~と無口で不機嫌でした。プロ失格だぁ!
次の日の旅行最終日は、観光予定を省略し、私たちを車で空港まで送り届け、そのままそこに放置して帰っていったのですが、なんと、飛行機が5時間も遅延していて、結局殺風景な空港に7時間も待たされる羽目に。
その時空港にいたのは、超仲良しカップル(ずっといちゃいちゃしている)1組と私たちのみの計4名。
おそらく、ガイドさんにはあらかじめ連絡が入っていたはずです。その仲良しカップルがなぜ放置されたのかは不明。
もちろん帰国後、旅行会社にクレームをつけ、省略した観光分の約2万円程度が実費で返金されましたが、ここでもまたブータンの旅行会社相手に英文の書面でクレームをつけなければならず、確実に2万円以上の労力を使いました。
ただし、旅行中にほかのガイドさんやドライバーさん、レストランやホテルの従業員、大勢の市民と交流しましたが、みなさん真面目で誠実な方ばかりでしたので、私たちのガイドさんだけ特別だったのでしょう。
そのガイドさんは、日本の某有名大学に留学し、カラオケしたりパーティーをして遊んでる写真を大量に見せてもらいましたが、この留学が原因だとすると、日本に責任が…?
とにかく、女性の一人旅や女性グループは、プライベートタイムに突然部屋に遊びにくるようなガイドさんには毅然とした態度をとりましょう。
ガイドさんが機嫌を損ねて観光の予定を省略したら、返金してもらえますよ。
国名・地域 | ブータン |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★高額コーヒー押し売り事件(ベトナム)
次は、ベトナムのホーチミンでの出来事。ホーチミンにはそれまでになんども滞在しているので慣れていたはずなのですが、油断した頃に被害にあってしまいました。
ホーチミンのベンタイン市場にいると、「何を探していますか?」と日本語で聞かれ、「コーヒーです」と答えてしまいました。
「あっ! それなら、すごくいいお店があるから僕が紹介しましょう! ついてきてください」と言われ、なんとなくついて行ってしまい、とても美味しいアイスコーヒーをご馳走になりました。
が…このお店は高い!アイスコーヒーを飲ませてもらったため、何も買わないというわけにはいかず、一番安いコーヒー豆の最小単位を購入し、店を後にしました。
海外の市場などで、気安く日本語で話しかけてくる人物にはくれぐれも注意しましょう。連れて行ってくれるお店の商品には、彼らのコミッションが含まれていますので、たいていは高額です。
国名・地域 | ベトナム・ホーチミン |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★悪徳タクシーシリーズ
電話代300円事件(タイ)
タイのバンコクでの出来事。乗車時にタクシーのドライバーさんに名刺を見せて、ホテルの場所を告げたのに、結局わからなかったようで、運転しながらホテルに電話をかけて、道を聞いたようです。
降りるときに300円ほどの電話代を請求されました。これはもう、防ぎようがありません。
タイのタクシーに関するトラブルは結構多く、お願いしたレストランではない別のレストランに連れていかれたり、メーターを倒さず高めの金額を提示されたりすることがありました。
バンコクに慣れてないうちは、高級ホテルから乗車するとか、地下鉄やスカイトレイン(モノレール)の利用が快適でおすすめ。とくに向こうから声をかけてくるようなタクシーは無視が無難です。
国名・地域 | タイ・バンコク |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
やたらに早く回るメーター(ベトナム)
ベトナム、ハノイでの出来事です。あまり綺麗ではない個人タクシーを利用したら、メーターが異常な速さで上がっていきました。もちろん、すぐに降りて別のタクシーに乗り換えました。
緑の「MAI LINH(マイリン)」、白にピンクのラインの「ABCタクシー」、白にオレンジのラインの「VINASUNタクシー」など、しっかり小銭を用意して、信頼できる会社のタクシーに乗車しましょう。
国名・地域 | ベトナム・ハノイ |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
深夜どこかのホテルに…(ベトナム)
夜に到着する予定の飛行機がさらに遅れてしまい、入国審査を済ませたら深夜に近い時間になっていました。
そこで、声をかけてきたマイクロバス型の大型タクシー。なぜかドライバーさんのほかにもうひとり男性が乗っていました。こちらも人数が多かったので「ラッキー!」と思い乗車すると、しばらく走ったところで突然停車。
同乗していた男性がいったん降りて、数分経って戻ってくると「あなたたちの宿泊予定はキャンセルになってましたから、僕がいいホテルを紹介しましょう!」と言ってきました。
強引に連れていかれたのが、かなり古ぼけたホテル。部屋のなかを見せてもらいましたが、清潔とはいえません。半分喧嘩腰で断るとそこに放置されました。真夜中で、そこがどこなのかさっぱりわかりません。
騒ぎを聞きつけて家から出てきてくれた人に事情を話すと、私たちが予約していたホテルは意外に近く、連れて行ってもらいました。捨てる神あれば拾う神ありですね。
ただし、大幅に遅刻したため、ほかのお客さんが入りキャンセルにはなっていましたが、同じ価格設定の快適なホテルを紹介してもらいました。
向こうから声をかけてくるタクシーには注意し、もし到着時刻が遅れたら、空港からホテルに連絡を入れましょう。
国名・地域 | ベトナム・ハノイ |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
白タクぼったくり事件(日本・新大阪)
東京に転勤になった先輩と一緒に、「東京ディズニーシーに行こう」という話になり、新大阪駅からリムジンバスに乗ろうとすると、「何時の飛行機に乗るの?東京に行くの? 〇〇時発の? あぁ~、(がっかりした顔を作りながら)だったら間に合わないよ。事故で道がかなり混んでるから」と声をかけられ、当時、一人で空港になど行ったことのない私は、ついそのタクシー(?)に乗ってしまいました。
結局7,000円ほど取られたのですが、「事故で混んでいる」というのは、真っ赤な嘘でした。不憫に思った先輩がいろいろご馳走してくれたり、お土産をくれたので、私は被害額は取り戻し(?)、ほどなく機嫌もなおりましたが、これは「悪質白タク」というものだそうです。
この事件はかなり昔の話なので、もう類似の事件は発生していないのかな?と思って探してみたら、現在も「白タク問題」があるそうです。
安い料金で中国人の白タクが中国人観光客を乗せるので、正規のドライバーさんが迷惑しているようです。
日本人の白タクも依然あるようですが、昔と違うのは白タクの方が正規のタクシーより、かなり安いそうで、時代の変化を感じずにはおれません。
国名・地域 | 日本・新大阪 |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★キノコで食中毒事件(タイ)
私の母の被害です。タイ・バンコクの高級レストランで、キノコの入った野菜炒め風のものを注文したのですが、すごく変な味のキノコが混ざっていたそうです。
夜中突然気分が悪くなり、次の日は一日中寝込むことになってしまいました。おそらく野生のキノコなので、毒キノコが混ざっていたのでしょう。
外国ではなるべくキノコの入ったものを注文しないか、味が変だった場合は高級レストランでもすぐに吐き出しましょう。
国名・地域 | タイ・バンコク |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★激痛!ムカデ被害事件(日本・山口県)
山口県の某温泉地での出来事です。朝、服を着替えようとしていたときに、足の指あたりに激痛を感じました。驚いて足元を見ると、巨大ムカデが逃げていくのが見えました。
「ギャー!」と悲鳴をあげ、フロントに連絡すると仲居さんがムヒ持ってきてくれたのですが、そのようなものでは痛みが治まるはずもなく、送迎車のなかで号泣していると、同乗していた方が「そんなの絶対に病院に行かなきゃダメよ!」と言ってくれたので、そのまま病院に直行。注射を打つとすぐに痛みが治まりました。
帰宅後、旅館からは「かまぼこの詰め合わせ」が届き、20%オフの割引券付き年賀ハガキが、その後、数年間届いていました。
国名・地域 | 日本・山口県 |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★無料バスツアー→高額ツアー事件(㊙)
とあるお店の懸賞に応募したら、「無料バスツー」に見事当選。そのバスツアーには、観光とランチ、宝石店でのショッピングが付いていました。
なんとなく気が大きくなっていた私は、なんとなく勢いで宝石を購入。もちろん、なんとなくクレジットカード払い。
ただし「押し売り」をされたわけではありません。すべて自己責任です。でも、あとで考えると、とくにほしい宝石ではありませんでした。「ただほど高いものはない」。
無料バスツアーだけではなく、海外の格安・激安パッケージツアーにも、ショッピングが付いていることがよくありますよね。
海外の場合は、店員さんの「押し」が強かったりすることもありますので、自分にとって不要なものを買わないよう、くれぐれもご注意ください。無料ツアー・激安ツアーが高額ツアーになってしまう場合があります。
クーリング・オフは、いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる制度です。(国民生活センター)
国名・地域 | 日本・某地域 |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★空港で謎の罰金事件(ベトナム)
「罰金」なのか「税金」なのかは今でも不明ですが、ベトナムのホーチミンにある「タンソンニャット国際空港」で謎の料金を請求されました。
チェックインカウンターでスーツケースを預けた後、ぼんやりエックス線検査をしている様子を眺めていると、係の人に呼び止められ「あなたのスーツケースはどれですか?」と聞かれました。自分のものを指さすと「開けろ」との指示。
ホーチミンの前に台湾を経由していたのですが、台湾のお土産を指さし「これはいくらだ?どこで買ったのだ?」と聞かれ、突然、女性スタッフが紙に「10$」と書いて見せました。質問しても明確な答えは返ってきません。
だんだんこちらも時間が無くなり、10$さえ払えば解放してもらえるのか? と思ったのですが、ベトナムの通貨(ドン)と日本円しかありませんでした。
しかも10$に該当するお札がなく、お釣りをもらおうと1万円札をみせると驚いたように首を振り、その際に見えた500,000ドンを抜き取りました。
500,000ドンは、2,500円に相当しますが、お釣りも領収証もくれませんでした。
すると今度は男性のスタッフが登場し「僕にもちょうだい」と手を出してきました。さすがにそれは無視して、搭乗口へと向かったのですが、釈然としません。
たまたま近くにいた男性に聞いたところ、自分も過去に同じような目にあったということでした。
帰国後、在ベトナム日本大使館に問い合わせたところ、それは不法に請求された料金の可能性が高いので、こういった場合は、ぜひその場で日本大使館に電話してほしいとのことでした。
大使館は24時間営業というわけではないので、現地の旅行会社の緊急連絡先でもよさそうですね。
国名・地域 | ベトナム・ホーチミン |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★児童虐待冤罪事件(アメリカ)
職場の先輩の話です。先輩は小学低学年の息子さんを連れてアメリカフロリダ州にあるウォルト・ディズニー・ワールドに行きました。
ところが残念なことに、息子さんが突然熱を出し、彼一人をホテルの部屋に置いて、先輩は近くのスーパーに買い出しに行きました。
20分ほど経って戻ると、部屋で警官数人とホテルの従業員が立ち話をしているではありませんか。
たまたま部屋にやってきたメイドさんが、一人残された息子さんを発見し「児童虐待」ということで、警察に通報したそうです。
先輩は英語で必死に説明し、幸い「逮捕」は免れたようですが、アメリカでは幼い子供を一人で「お留守番」をさせておくと、「児童虐待」の罪に問われる場合もあるようなので、くれぐれもご注意ください。
国名・地域 | アメリカ・フロリダ |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★不審な両替事件(タイ)
海外旅行あるあるです。私はタイのバンコクで経験しましたが、日本円からタイバーツに行替えすると1,000バーツ(約3,000)札が1枚足りません。
係員の目の前でもう一度数えると、謝罪することもなくポーカーフェイスで返してくれました。日本人は両替した海外紙幣を数えない人が多いようです。
マネーカウンターのあるお店でも念のために確認した方が無難だと思います。
もちろん、たいていの場合は、不注意での数え間違えだとは思いますが、数百円のロスでも不愉快な気持ちで旅行を続けたくはありませんよね。
国名・地域 | タイ・バンコク |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 | 未遂 |
旅行トラブル★5mの移動で5,000円要求事件(南アフリカ)
母の友人のご夫婦の話です。ご夫婦の息子さんはご家族で南アフリカの首都ヨハネスブルグで暮らしています。
ご夫婦は、子どもや孫たちに会いに行こうと、二人で南アフリカへと向かいました。
「O・R・タンボ国際空港」までは何のトラブルもなくたどり着くことができ、ホッとしたところに、首からIDカードを提げた係員らしき人物に何やら話しかけられ、わからないまま曖昧な笑みを浮かべていると、突然スーツケースを5mほど動かし、日本円にして5,000円程度を要求されたそうです。
いまだに何の代金だったのかは不明です。
国名・地域 | 南アフリカ・ヨハネスブルグ |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
ミャンマーでは500円(ミャンマー)
ミャンマーの地方都市の空港での出来事です。首からIDカードを提げた係員らしき人物が、私たちのパスポートを取り、並んでいる人たちをどんどん抜かして、次々に手続してくれました。
その後、日本円して500円程度を要求されたのですが、今となってはこれが正当な職務なのかどうかは不明です。ただし、500円という金額は結構良心的な価格ですよね。
国名・地域 | ミャンマー |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★粗悪品オーダーメイド事件(香港)
おそらく二度目の海外旅行だった「香港」。旅行代金は格安、ガイドさんも親切で大満足のツアーとなる予定でしたが、初日に革製品のオーダーメイドのお店に連れていかれ、バッグとパンプスのセットをクレジットカードで購入しました。40,000円程度だったと記憶しています。
革製品のオーダーメイドなので高くはないと思いますが、靴は2~3回履くだけでかかとが折れ、バッグはしばらく目を離していた隙に、金属部分が錆びだらけになってしまいました。
ショッピングの付いた無料バスツアーと格安パッケージツアーにはご注意ください。
国名・地域 | 香港 |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★深夜のベネツィアでドキドキ事件(イタリア)
飛行機が大幅に遅れ、ベネツィアの中心地「サンマルコ広場」の船着き場に到着したのは深夜の2時。ベネツィアは街全体が迷路のようで、詳細な地図があっても、旅行者が一度も迷わずに目的地までたどり着くのは至難の業です。
「さぁ、どうしよう?」と困っているところに、感じの良さそうなイタリア人女性がたまたま通りがかり、英語で話しかけてみました。奇跡的にその女性は、日本の旅行会社の社員で、日本語が通じました。
ただ、このような奇跡はほとんど起きません。到着が深夜になってしまうことも仮定し、宿泊予定のホテルの場所はしっかりとチェックしておきましょう。とくにベネツィアは。
国名・地域 | イタリア・ベネツィア |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★船酔いで不愉快マックス事件(イタリア)
「青の洞窟」を観光するには、カプリ島にある「マリーナグランデ港」からモーターボートで洞窟の近くまで行き、4人乗り程度の小型の手漕ぎボートに乗り換えて順番に洞窟内に侵入します。私はそれほど船に弱くないのですが、手漕ぎボートに乗り、順番を待つ間が結構辛い。
船頭さんは、60代半ばくらいにみえる恰幅の良いイタリア人男性でしたが、日本人の私たちには非常に冷たく横柄、一方イタリア人夫婦には親切でフレンドリー。明らかに差をつけてきました。
「このおじさん、嫌だなぁ~」と思いながらも、船酔いの不快さの方が勝っていたので、あまり意識しませんでした。
内部はまさに息を飲むような美しさ。ただし「船酔いの不快さ>おじさんの不快さ>青の洞窟の美しさ」という非常に残念な心理状態でした。
そして、ヘロヘロになりながら、小舟からなんとかモーターボートに乗り換え突っ伏していると、後ろから肩をポンポンと叩かれ、振り返ると例のおじさん、無言で手のひらを出しています。
「あぁ、チップね」と思いながら、いくらかわかりませんが、とりあえずお札を握らせると。「グラッチェ~!(ありがとう!」と満面の笑み。突然、愛想の良いおじさんに変わりました。
チップって普通は最後に渡すものですよね。船酔いしてる人が多いから、船頭さんたちも最初に貰っておきたかったのでしょうが。
国名・地域 | イタリア・青の洞窟 |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★コピー水墨画事件(中国)
4000年の歴史を誇る「中国」の地方都市のお寺での出来事。そのお寺では水墨画を販売し、集まったお金は恵まれない人々に寄付されるとのことでした。
すごく素敵な水墨画を見つけ、迷った末に購入しました。水墨画にはお坊さんが書いてくれた私の名前が付いてきました。名前の方は、とくに嬉しいとは思いませんでした。
ただし、水墨画は素敵です。ご機嫌な気分で帰国し、さっそく目利きの親戚のおじさんに見せたところ、水墨画はコピー(印刷?)で、筆で書いてもらった私の名前の方は素晴らしい達筆だという複雑なご意見を頂きました。
もちろん、私が支払った代金が本当に恵まれない人々の寄附になったのかどうかは不明です。
国名・地域 | 中華人民共和国 |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★桂花陳酒液漏れ事件(中国)
中国の地方都市のお土産物屋さんで、購入した桂花陳酒(白ワインにキンモクセイの花を3年間漬け込んだ中国のお酒)の蓋が緩く、寝かせるとジワジワ漏れていき、周囲にあったものがベトベトになってしまいました。
安いものなので、金銭的な被害もそれほどありませんでしたが、ちょっと気持ち悪いので、購入前にさりげなく蓋のチェックはした方が良さそうですね。
国名・地域 | 中華人民共和国 |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
旅行トラブル★絨毯屋兼ガイド事件(トルコ)
イスタンブールで声をかけてきた「自称無料ガイド」。可もなく不可もなく印象の薄いガイドさんでしたが、突然、絨毯屋さんに変身しました。
もしかすると、絨毯屋さんがガイドさんに変身していたのかもしれません。おそらく後者でしょう。
それほどしつこい人ではありませんでしたが、なかには押しの強い人もいて、ガイドをしてもらった手前、購入しなければならない気分になる人もいるかもしれません。
先に言わないガイドさん(いや、絨毯屋さんか?)が良くないと思われますので、もちろん欲しくなければ無理に買う必要はありません。毅然とした態度を取りましょう。
国名・地域 | トルコ・イスタンブール |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 | 未遂 |
旅行トラブル★「ドリアンとビール」で旅行台無し事件(タイ)
「果物の王さま」と一部に呼ばれ、その特有な香りから、とくに好き嫌いがわかれるフルーツとして有名な「ドリアン」。
このドリアンの本場タイでは、「ビールを一緒に飲むと死ぬ」といわれています。実は私の周囲にビールを飲みながらドリアンを食べた人がいるのです。やはり激しい下痢をしてしまい「死ぬかと思った」ということです。
タイでも、死亡してしまうことは稀のようですが、胃の中でドリアンが異常発酵してしまい、健康被害が発生することは多々あるようです。
ビールを取るかドリアンを取るか、じっくり考えてからどちらかを一つを取りましょう。私は、とくにドリアンが好きではないので、ドリアンを選ぶ余地はなく、常にビールを選びます。
国名・地域 | タイ |
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経済的損失 | |
健康被害 | |
精神的苦痛 | |
自己責任度 |
今回は、管理人自身や友人知人が実際に体験した海外トラブル、国内トラブルを17個選んでご紹介しました。
旅行中は、よく寝て腹八分目を心がけ、お釣りはしっかりチェック、向こうから近づいてくる人には注意を払い、衝動的に買い物をしない、これだけ注意するだけでもトラブルは随分少なくなるのではないでしょうか。