日本には大小合わせて4,000以上もの結婚相談所があるといわれています。
「結婚相談所は、どこを利用しても同じ」ということはなく、利用者の年齢や性格、生活環境によっておすすめが異なります。
一口に「結婚相談所」といっても、スタッフ(仲人、コンシェルジュ、カウンセラーなど)が第三者的な視点からお相手を選んで紹介してくれる事業所(仲人仲介型)もあれば、あなたが提示したお相手の条件や性格診断テストの結果から、コンピュータ(AI)がお相手を選んでくれる事業所(データマッチング型)もあります。
自社会員の少ない個人経営の結婚相談所だから、出会えるお相手の数も少ないというわけではなく、通常は多くの結婚相談所で構成される「連盟」に所属しているので、ほかの結婚相談所の会員(数万人)ともお見合いが可能です。
さらに、結婚相談所からの紹介を待つだけではなく、自分でお相手を検索して、お見合いを申し込むこともできます。※ 結婚相談所によっては、紹介のみの場合もあります。
ちなみに結婚相談所の相場は、1年間の活動で約10万円から60万円。許容できる予算も考えておきましょう。
さて、あなたはどんな種類の結婚相談所が向いているのでしょうか?
結婚相談所を細かく分けると9タイプある
「結婚相談所のメリットとデメリットは?大手、仲介型、データマッチング型、あなたに向いているのはどの種類?」の記事でも紹介したように、結婚相談所と一口にいっても、提供するサービスは同じではありません。
結婚相談所を細かく分けると以下の9種類になります。
- 大手(北海道から九州まで店舗を構え全国展開している。データ分析力に長けている)
- 中規模(地域密着型で自社会員同士のマッチングが可能)
- 個人経営(家族のようなアットホームさが魅力)
- ハイクラス層(大企業社員や資格職の男性と出会える)
- 仲人仲介型(スタッフが自分の経験で相性抜群の会員同士をマッチングする)
- データマッチング型(自分が提示した条件や診断テストの結果からコンピュータがお相手を選んでくれる。仲人型を「結婚相談所」、データマッチングを「結婚情報サービス」と呼ぶ場合もある)
- 店舗型(店舗を構えている)
- オンライン特化型(スタッフとのやり取りは、Zoomや電話、メールのみ)
- 地域密着型(小〜中規模の事業所が多く、地元の人と知り合える)
20代から30代前半、華やかなルックスやハイスペックな人、積極的な人、都市部在住の人は①④⑥⑧へ
年齢が若いとか、ルックスが華やかで目立つなど、「条件」で選ばれやすい人は、データマッチング型やオンライン特化型が有利です。料金も安いのでおすすめ。
自分からお相手を選んでどんどんお見合いを申し込める人や、逆に絶対に譲れない条件がある人も、結婚相談所スタッフの仲介や手厚いサポートがあると、負担になるでしょう。
こうしたタイプの人たちは、マッチングアプリも利用できそうですが、結婚相談所は独身ばかりなので安心です。
マッチングアプリのように年収や学歴を盛っている人はいません。つまり性悪説で男性を見極める必要はなく、ストレスフリーです。
30代後半以上、内気な人や男性との付き合いに慣れていない人、地方在住の人は②③⑤⑦⑨へ
男性は誰からもアドバイスを受けずに自分で条件を設定すると、とりあえず「年下の女性」を希望する傾向にあります。
しかしながら、婚相談所からの仲介で同世代の女性とお見合いをした場合、「やっぱり年齢が近いので話が合う」となり、うまくいくケースも多々あります。
仲人仲介型の結婚相談所の場合は、難しい条件でお相手を探す会員の「軌道修正」をしてくれ、それぞれにふさわしいお相手を紹介してくれます。
極端に年下の女性や高所得の男性ばかりを狙っていると、なかなか成婚しないので、第三者からのアドバイスが必要です。
地域密着型の中規模や仲人仲介型の結婚相談所は、綿密にヒアリングをして、本当に年下が良いのか、本当に高所得が第一条件なのかを探り出し、表面的な条件よりも人柄や価値観、相性でマッチングします。
スタッフがリードしてくれるので、内気な性格だったり、男性とのお付き合いにあまり慣れていない人におすすめです。
お見合いのセッティングもお任せできるので、忙しい人にもおすすめ。
最初の無料相談会で、自分の条件に合致したお相手が何人くらいいるか必ず確認しておきましょう。
リーズナブルな相談所でも手厚いサポートが受けられるオプションがあったり、コンピュータではなくスタッフがお相手を選んでくれる上位コースがある場合もあります。
スタッフが仲介するとどうしても高額になりがちなので、1年あたりの活動費を計算して、どこまでが許容範囲なのか考えてみましょう。
基本料金や初期費用は安くても、オプション料金で費用がかさんでしまう場合もあるので、あらかじめ許容範囲を決めておくことは大切ですね。
できたら地域密着型と大手の無料説明会(店舗型)に両方行ってみる!
自分は恋愛に積極的なタイプだと思っていても、比較的小規模な仲人仲介型の結婚相談所のサービスがアットホームで心地良いと感じる場合もあります。
結婚相談所比較ネットは、大手と中小(老舗の地域密着型)から、あなたの年齢や居住地、属性によって2〜3種類の結婚相談所を選んで無料でパンフレットを送ってくれます。
迷ったときは第三者に選んでもらうのもおすすめです。
自分の条件に合うお相手はどのくらいいて、自分が条件に合うお相手はどのくらいいるのか聞こう!
毎月の紹介可能人数も重要ですが、大都市だと毎月コンスタントに6名ずつ紹介されても、地方在住だとほとんど紹介されないこともあるので、現在、自分の条件に合う会員さんはどのくらいいるのか、無料相談会で明確にしておきましょう。
自分と同世代、同じような属性の会員の成婚までの期間や費用の目安を確かめよう
結婚相談所では、一般的に若い会員の方が早く成婚する場合が多いので、平均ではなく自分と同じような属性の実例を聞き、費用の目安を明確にしておきましょう。
店舗の雰囲気や受付、カウンセラーの感じが良いか?
店舗型の結婚相談所の場合は、受付やカウンセラーの雰囲気を確認しておきましょう。
店舗に通うことすら苦痛になってしまったら、婚活が上手くいくはずはなくありません。
雰囲気が良いか悪いかは、たいてい無料相談会でわかりますので、印象が悪ければ他を当たりましょう。
結婚相談所にはクーリングオフも適用されますので、契約から8日以内だと、無条件に解約できます。
結婚相談所は、自分の年齢と結婚した後に住みたい場所を考慮して事業所を選ぼう!
結婚相談所の会員の年齢層は非常に重要です。20代〜30代が多いのか、ミドル、シニアが多いのかは、最優先のチェック項目です。
男性は一般的に同年齢から5歳下位の女性を希望する場合が多いので、自分より少しだけ年上の男性が多いかどうか確認してみましょう。
もちろん、年下の男性を希望するのも良いですが、40代50代でもとても若々しい人もいますし、30代でもくたびれた人もいるので、表面的な条件だけを見ると成婚が遅くなります。
失敗しない結婚相談所選び、注意したい重要ポイントは?
安心の資格と認証
以下の資格を取得していたり、認証を受けていないからといって、悪徳な結婚相談所というわけではありませんが、念のために参考にしてください。
- JMIC(一般社団法人日本結婚相手紹介サービス協議会)
- 「マル適マークCMS」
- IMS(特定非営利活動法人結婚相手紹介サービス業認証機構)
その他の着目点
- 店舗型の場合、通いやすい立地にあるか
- オプションは無料相談会ですべて説明されていたか
- お見合いの場所や日程調整は誰がするのか、スタッフ立会の有無
- 20代、シングルマザー、地域割引の有無
お見合い相手の選び方は?
写真より実物のほうが断然素敵な場合が多いので、お相手の趣味や条件に気に入った点があれば、申込みの上限まで積極的にお見合いを申し込んでみましょう。
生理的に受け付けない場合以外は、なるべくお見合いの申込みは受けてみましょう。通常、申し受けは人数無制限です。
「お見合い料」の有無、金額も要チェックポイントです。
結婚相談所における、お見合いの後の「(仮)交際」は、恋人として付き合うという意味ではなく、「もう一度会える関係になるかどうか」です。断るとその人とは二度と会えません。
「どちらにしようか」と迷うようなら、YESで回答しましょう。「お断り」はスタッフを介していつでもできます。
どんな種類の結婚相談所なのか知って、自分に向いた結婚相談所を選ぼう!
婚活成功への早道は、自分に合った婚活サービスを選ぶことです。
自分主導で活動したい人には、手厚いサポートは重荷に感じるでしょうし、アドバイザーと二人三脚で活動したい人は、メールのみの対応だと放置されているように感じるかもしれません。
ぜひ複数の無料相談会に参加して、自分にぴったりの結婚相談所を見つけてください。