今回は、関東有数のパワースポット、埼玉県秩父市の「三峯神社(みつみねじんじゃ)」の情報と参拝者の不思議な出来事、スピリチュアル体験をまとめてみました。
まずは、三峯神社の不思議、そのあと、由緒やご利益、アクセスをご紹介します。
三峯神社の不思議な出来事&スピリチュアル体験
三峯神社の拝殿横の敷石に突如現れた龍神さま
2012年(辰年)、拝殿横の敷石に突如現れた赤い目の龍神さま。参拝者も水をお掛けし拝むことができます。
写真に撮り、パソコンの壁紙や携帯の待ち受け画面にすれば、開運厄除けの効果があるとか。
「三峯神社」は「龍脈」とよばれる龍神さまの通り道に位置しているそうです。
三峯神社(遠宮/御仮屋)では、お供え物が無くなる?
後述しますが、三峯神社では「御眷属(ごけんぞく)※神の使者の動物」として、お犬さま(狼さま)をお祀りしています。
毎月19日の「遠宮御焚上祭」では、お犬さまに赤飯を供え、祝詞を奏上します。不思議なことに、その赤飯がしばしば消えるそうです。おそらく、お犬さまが召し上がりになるのでしょうね。
そして、三峯神社付近では、参拝者が狼の群れを見かけることもあるそうです。
不思議な出来事&スピリチュアル体験が多発「御眷属拝借」
三峯神社では、御眷属である「お犬さま」を1年間、家にお招きすることができます(御眷属拝借)。
https://www.youtube.com/watch?v=q5H4uGx5kxw
こちらのユーチューバーさんが、御眷属を拝借されたそうですが、お犬さまがじゃれついたのか、ズボンに肉球の形の汚れが付いたり、破けたりしています。
実際にズボンが汚れたり破れたりしていますので、思い違いや勘違いではありません。
また、行ったことのない三峯神社が夢に出てきたので早速参拝され、御眷属を拝借されたブロガーさんの不思議な体験談もありました。(不思議な体験。三峯神社に行くようになったきっかけ)
夜中に小さな狼が現れて、首の後ろをペロペロ舐めてくれたそうです。御眷属は、いたずらっ子なんですね。
ただし、御眷属を拝借すれば、一年以内にお返ししなければなりませんし、当然、榊(さかき)を飾り、お供え物をしなければなりません。
三峯神社から離れた場所に住んでいる人や一人暮らしの会社員には、かなり厳しい条件ですが、自宅でお祀りすることができれば、きっと強い味方になってくれることでしょう。
お札が4,000円、箱(初回のみ)が2,000円です(2020年5月現在)。
最強パワースポット・三峯神社(埼玉県秩父市)とは?
全国的にも珍しい「三ツ鳥居」
「三峯神社」は、狼を守護神とする珍しい神社で、狛犬の代わりに狼が鎮座しています。
創建者は、日本武尊(ヤマトタケル)とされています。
また、全国的にも珍しい「三ツ鳥居」のある神社としても知られています。
三峯神社のほかには、奈良県桜井市の「大神神社(おおみわじんじゃ)」の三ツ鳥居が有名ですね。
三ツ鳥居は、長野市の美和神社、名古屋市中区の三輪神社、岐阜県揖斐郡(いびぐん)の三輪神社など、大物主(おおものぬし)を祀る「ミワ神社」でよく見られる鳥居の形で、「三輪鳥居(みわとりい)」と呼ばれることもあります。
三ツ鳥居は、天地開闢(かいびゃく)の時に最初に現れた造化三神、天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、高御産巣日神(たかみむすひのかみ)、神産巣日神(かみむすひのかみ)の三柱をあらわしているとされます。
あるいは、出雲族(いずもぞく)の祖霊信仰である久那斗(クナト)大神とその妻、幸姫(サイヒメ)命(八岐姫/やちまたひめ)と子神のサルタヒコの命の三神だという説もあります。
クナト大神とは、聞きなれない神の名前ですが、そもそも出雲族の起源は、3千500年以上前にアーリア人の侵攻によって、日本に民族移動してきたインドの先住民ドラビダ人だそうで、クナトの大神はクナ地方に支配していたクナト王です。
(参考 斎木雲州著『出雲と大和のあけぼの』大元出版)
南インドに住むトラヴィタ人の言語は「タミル語」。日本語とタミル語には共通点が多く、日本語学者の大野 晋氏は、日本語の起源は古代タミル語にあるとしています。
倭迹迹日百襲姫(ヤマト・トト・ヒ・モモソ・ヒメ)のような日本の神の名もタミル語で解読できる事例もある。(略)倭迹迹日百襲姫は、ヤマトの「toto(ヘビ)霊を崇拝する姫」ということになる。そして倭迹迹日百襲姫は日本神話上、ヤマトの蛇巫(へびふ)とされているので、それにふさわしい神名となる。(wikipedia)
タミル語が「直接」日本語の起源ではないとしても、出雲と大和、そして南インドには、何か繋がりがありそうです。古代日本は、現在からは想像できないほどの多民族国家だったと考えられます。
パワースポット三峯神社の祭神は?
主祭神は、伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)と伊弉册尊 (いざなみのみこと)、配祀神(はいしじん)は、造化三神と天照大神 です。
パワースポット三峯神社の由緒は?
「三峯神社」は、景行天皇の御代、4世紀前期から中期の創建だとされています。日本武尊が東征中、碓氷峠(うすいとうげ)に向かう途中で、この地を気に入り、わが国が永久に平和であるようにと願いを込め、伊弉諾尊 (いざなぎのみこと)と伊弉册尊 (いざなみのみこと)を祀りました。
そのときに、日本武尊のお供をしたのが狼だと伝わっています。
不思議な日本の御神木、「縁結びの木」とユニークな「縁結びおみくじ」
本殿から数分歩いた場所に2本の御神木をしめ縄で結んだ「縁結びの木」があります。
用意されている紙に、ずっと一緒にいたい人と自分の名前を書いて紙縒(こより)にして納めます。
おみくじ(初穂料200円)は男女別になっていて、赤い糸で結ばれた相手の星座や血液型が具体的に書かれています。
樹齢800年の御神木でパワーをチャージ!
また、樹齢800年の御神木は、深呼吸をして手を当てると強力なパワーをいただけるとされています。拝殿に参拝した後に、お忘れなく!
厄除けには「御仮屋(大口真神)」
日本武尊が三峯神社に祀られたときに、道案内をしてくれたのが、山犬(狼)だと伝わっています。
その功績から、この山犬(お犬さま)が三峯神社の御眷属(ごけんぞく)に定められたそうです。
お犬さまは、神社ではなく深い山中にいらっしゃるため、わたしたちがお参りするお宮は「御仮屋(おかりや)」とよばれています。
「御仮屋」は、害獣や盗賊を追い払い、厄払い、憑き物落とし等のご利益があるとされています。
三峯神社では、いたるところに狼の像があります。
三峯神社の奥の院(奥宮)は「妙法ケ岳」山頂にあり
三峯神社の奥宮は、「妙法ヶ岳(みょうほうがたけ)」の山頂付近にありますが、標高は1,329m、神社からは片道約1時間半ほど歩くことになりますので、体力に自信のない人は、「遥拝殿(ようはいでん)」からどうぞ。
ここからは、秩父の市街地も見渡せます。
運が良ければ、「雲海」を観賞することができるかも? 春から秋、とくに10月中旬~11月中旬頃が出現しやすく、日の出前後がおすすめ。
三峯神社の奥宮へは、鎖を使うような難所もありますので、リュックを背負い、それなりの靴と装備が必要です。
「妙法ヶ岳(みょうほうがたけ)」の山開きは5月3日、10月9日には山閉となります。
古くは、山岳信仰である修験道の開祖とされる「役 小角(えん の おづぬ)」や、空手バカ一代の主人公として知られている極真空手の創始者、大山倍達氏(1923~1994年)も、三峰山で修業をしています。
三峯神社境内の宿坊「興雲閣」では日帰り入浴も可能
三峯神社境内にある宿坊「興雲閣(こううんかく)」では日帰り入浴ができます。源泉名は「三峯神の湯」。営業時間は、平日10:00~17:00、土日祝は9:30~17:00となり、年中無休で、入浴料は大人600円。
ただし、ハンドタオルは買い取り(100円)、バスタオルはレンタル(200円)となっています。ドライヤーやアメニティグッズは用意されています。
パワースポットの温泉でエネルギーをチャージしましょう。※2020年5月9日現在休業中。
「道の駅大滝温泉 遊湯館(埼玉県秩父市大4277-2/0494-55-0126)」の入浴料は、大人700円(土日祝は800円)。こちらは檜風呂のほか、サウナや岩風呂が楽しめます。基本的に祝日以外の木曜日が定休日となります。道の駅ですから、秩父のお土産も購入できます。
パワースポット・三峯神社へのアクセス
有料駐車場(普通自動車510円)がありますので、マイカー、レンタカーも便利。東京や山梨方面からは約2時間です。
公共交通機関を使う場合は、西武秩父駅、三峰口駅、大輪駅から西武観光バスが出ています。
行きも帰りも1時間に1本程度、三峯神社発、西武秩父駅行きの終バスは16:30(2020年5月現在)ととても早いため、くれぐれもご注意ください。(西武バス時刻表)
名称 | 三峯神社(みつみねじんじゃ) |
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住所 | 埼玉県秩父市三峰298-1 |
電話番号 | 0494-55-0241 |
三峯山博物館 | 料金:大人300円・中学生まで100円/拝観時間:9:00~16:00/休館日:毎週火曜日・冬期間(12月~3月) |
公式サイト | http://www.mitsuminejinja.or.jp/index.htm |
今回は、関東有数のパワースポット「三峯神社」をご紹介しました。三峯神社の奥宮は、「妙法ヶ岳」の山頂にあります。時間があれば、ぜひ登拝してみてください。