近いうちに「楽天ふるさと納税」のポイントが廃止されるのではないかとご心配の方もいるようですが、2023年6月現在、そのような話は一切ありません。
イチオシの理由はやっぱり「楽天ポイント」の存在ですね。ふるさと納税の自己負担金2,000円なんて、楽天を利用すれば簡単にペイできます。
まずは、楽天市場の会員登録をしましょう!
今回の記事では、楽天ポイントの廃止や改悪に関する深堀りをはじめ、ふるさと納税のベストなタイミングや、どうしたら効率的に楽天ポイントをためることができるのか等、楽天ふるさと納税と楽天ポイントの関係について徹底解説します。
【心配】楽天ふるさと納税のポイント還元制度は廃止されなくても、改悪はされる?!
繰り返しになりますが、楽天ふるさと納税のポイント還元に廃止の予定はありません。
自治体間の過当競争で「自治体独自」のポイントが廃止に!(ただし、楽天は無関係)
数年前までは自治体が独自で、ふるさと納税の利用者にポイントを還元していたこともあるのですが、現在は廃止になっています。
その理由は以下の通りです。
2017年4月、総務大臣から①返礼品の価格は(仕入れ値ベースで)寄付金の額の30%以下とする ②返礼品は地場産業品に限るといった通達がありました。
このルールは、2019年6月にさらに厳格化され、金券や換金可能な高額返礼品を提供する自治体は、ふるさと納税に参加できなくなりました。
そのため、自治体が独自で、寄付者にポイントを還元することができなくなったようです。
けれど楽天の場合は現在でも、ふるさと納税にポイントが付与されます。
過去に楽天市場は「消費税にはポイントをつけない」ことに規約を改悪したことも…(ふるさと納税は無関係)
2022年4月、楽天でも「ポイント還元」に関して、会員にとっては不利な改定がありました。
その内容は、3月までは消費税をポイントの対象金額に含んでいたところ、4月からは含まなくなりました。
基本のポイント(還元率1%)なら、3月までは110 円分、4月以降は100円分。そしてポイント10倍(還元率10%)なら、付与されるポイントは1,100円分から1,000円分に100円分も目減りしました。
確かに楽天市場の会員にとっては残念な改悪ですが、そもそもふるさと納税は、「寄付」なので消費税は発生しません。
なので、この改定にはふるさと納税は無関係です。
ポイント還元率のみならず、取り扱い自治体数も十分な数!楽天ふるさと納税はおすすめ!
各ポータルサイトでカウントの時期に多少の差はありますが、2023年6月現在、楽天ふるさと納税には1,579自治体が参加しています。
そして業界最大手のふるさとチョイスは1,788自治体で、テレビのCMでおなじみのさとふる1,243自治体となっています。
楽天ふるさと納税は、ふるさとチョイスより若干取り扱い自治体数が少ないのですが、その分ポイントがたまり、そのポイントを使って他のお買い物や他の自治体にふるさと納税ができることが最大のメリットです。
それでは、楽天ふるさと納税の「ポイント還元」に関する具体的なメリットを確認してみましょう。
ふるさと納税はいつがお得?「ポイント還元率10倍」なら誰にでもチャンスあり!
ふるさと納税は、計算上最大44倍(SPU・スーパーポイントアッププログラム+楽天スーパーセールやお買い物マラソン+その他のキャンペーン)のポイント付与が可能です。
ただし、条件は相当厳しく現実的ではありません。
44倍は無理でも10倍程度なら楽勝ですよ!
エントリー不要!SPU(スーパーポイントアッププログラム)なら、楽天のサービスを使えば使うほどどんどんポイントアップ!
楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)は、(エントリーなしで)買い物するだけで、ポイントが最大16倍になるシステムです。
もちろん、買い物だけではなく、楽天ふるさと納税も対象です。
ちなみに楽天会員さんたちのオススメのSPUは次の4つだそうです。
楽天カード+楽天市場アプリ+楽天モバイルで勝手にポイントが貯まる
楽天の会員になれば、お買い物ごとに必ず「1倍」のポイントが貯まります。その基本の1倍に+〇倍(例:楽天カードを使えば+2倍=合計3倍)として、ポイントが加算されていきます。
10,000円(税抜)の買い物をすれば、どのお店で誰がどんな決済方法で購入しても楽天の会員であれば、100ポイント(100円分)のポイントが貯まります。
スマホに楽天市場のアプリをダウンロード(+0.5倍)し、楽天カードで購入(+2倍)すれば合計+2.5倍ですよね。
この2.5倍と基本の1倍と合わせて3.5倍(10,000円のお買い物なら、約350円分)のポイントが貯まることになります。
ただし、楽天カードの+2倍のうちの、特典の+1倍分(100円分)は、付与された翌月末日の23:59までに使わなければ自動的に消えます。
楽天銀行の口座を開き、楽天カードの引き落とし先にするだけでなら+0.5倍ですが、給与や賞与などの受取口座に設定すれば、さらに+0.5倍加算されます。
また、一般の楽天カードでなく、年会費11,000円の楽天プレミアムカード(ゴールドカード)だと、+2倍ではなく+4倍になり、さらにお得。
ただし、プレミアムカードと一般カードの差額の+2倍分は、「特典ポイント」なので期間限定で、使わなければ1か月余りで失効します。
したがって、楽天プレミアムカードは、楽天のヘビーユーザー向きですね。
楽天のサービスをいろいろ使うとポイント最大16倍にもなる!
ポイント16倍にするのは、かなり大変で、あまり現実的ではないですが、エントリー不要で全ショップ対象です。
SPUには先ほどの4つ以外にも次のような種類があります。こちらも基本の1倍にどんどんプラスしていきます。
- 楽天モバイルでキャリア決済すると+0.5倍(月に2,000円以上の場合対象)
- 楽天ひかりの利用+1倍
- Rakuten Turboの利用+1倍(2023年7月1日スタート)
- 楽天証券・投資信託利用+0.5倍(当月合計30,000円以上のポイント投資)
- 楽天証券・米国株式+0.5倍(当月合計30,000円以上のポイント投資)
- 楽天ウォレット+0.5倍(暗号資産現物取引で月に合計30,000円以上購入)
- 楽天トラベル+1倍(1回5,000円以上)
- 楽天ブックス+0.5倍(月1回1注文1,000円以上の購入)
- 楽天Kobo+0.5倍(電子書籍・月1回1注文1,000円以上の購入)
- Rakuten Pasha+0.5倍(条件あり)
- Rakuten Fashion+0.5倍(アプリで月1回以上注文)
- 楽天ビューティー+0.5倍(月1回3,000円以上利用)
1件に付き5,000ポイント程度の上限が決められている場合が多いですが、それほど影響はないと思われます。
楽天で旅行や美容院の予約、本や洋服を購入している間にポイントが貯まっているというイメージですね。
毎月1日から末日までの「ポイントの倍数」がその月のお買い物すべてに反映
毎月月末の「ポイント倍数」が、その月のお買い物(ふるさと納税)すべてのポイントに反映されます。ポイントの付与は翌月の15日前後になります。※一部例外あり
SPUで得たポイントはほぼ期間限定です。使わなければ、付与された月の翌月末日23時59分に消滅します。
なお、ポイントを利用したお買い物は、自動的に期間限定ポイント分から消化していきます。
ふるさと納税にもおすすめの「楽天スーパーセール(ショップ買いまわり)」と「お買い物マラソン」
楽天スーパーセールの「買いまわり」と楽天お買い物マラソンのポイントアップも、ふるさと納税は対象です。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)と違って、「楽天スーパーセール(買いまわり)」と「楽天お買い物マラソン」ともに、エントリーが必要です。
イベント期間中に楽天のサイトに訪問しバナーをクリック(タップ)するとエントリー完了となります。購入した後にエントリーをしても大丈夫です。
両者とも期間中に、1,000円(税込)以上の商品を購入したりふるさと納税をすれば、10ショップ(自治体)で10倍を上限に、どんどんポイントアップしていきます。11ショップ以上購入しても10倍どまりです。
同じショップで2度お買い物しても、1ショップとなります。
楽天スーパーセール(買いまわり) | 楽天お買い物マラソン | |
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開催頻度 | 3月、6月、9月、12月の年4回 | 月1~2回 |
ポイント倍率 | 10倍 | 10倍 |
ポイント付与上限 | 7,000ポイント | 7,000ポイント |
楽天スーパーセール期間中は、ショップ独自の値引きやポイントアップもあり、多くのクーポンが発行されます。
年に1度、11月に開催される「楽天ブラックフライデー」と、1注文3,980円(税込)以上の商品のみを対象にした不定期開催の「39ショップ買いまわり」も、楽天スーパーセール(買いまわり)や楽天お買い物マラソンと同様のシステムになっています。
ちなみにブラックフライデーとは、アメリカの祝日「感謝祭(11月第4木曜日)」の翌日の金曜日のことで、クリスマスセールの初日でもあります。
ブラックはお店にとって縁起の良い「黒字」という意味のようです。
なお、楽天スーパーセールには、ショップ独自の値引きやポイントアップはありますが、自治体独自のポイントアップはないため、ふるさと納税に関しては、楽天スーパーセールもお買い物マラソンも内容はまったく同じ内容になります。
楽天ふるさと納税はポイントで支払えるが、クーポンでは支払えない
ポイントでふるさと納税することはできても、クーポンでふるさと納税をすることはできません。
1,000円のふるさと納税で返礼品をもらおう!
5,000円以下のふるさと納税には、返礼品がない場合も多いですが、楽天ふるさと納税なら、1,000円や2,000円の寄付でも、すてきな返礼品をもらえる場合もあります。
1,000円のふるさと納税でも、買いまわりやお買い物マラソンで1ショップ(1自治体)としてカウントされます。効率的にポイントを増やせますよね。
ただし、寄付先の自治体が6つ以上になると、ワンストップ特例制度使えず、確定申告になるので十分ご注意くださいね。
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楽天イーグルスとヴィッセル神戸が買ったら翌日にポイントアップ!
プロ野球の楽天イーグルスとサッカーのヴィッセル神戸が試合に勝った翌日は、1チーム勝利でポイント2倍(通常の+1倍)、2チーム勝利でポイント3倍(通常の+2倍)になります。
こちらもエントリーが必要で、ポイント付与翌月の末日23:59までの期間限定ポイントになります。
楽天ふるさと納税は「0と5のつく日」にもポイントアップ!
「お買い物の代金を楽天カードで支払う人限定」にはなりますが、楽天市場では毎月5日・10日・15日・20日・25日・30日に「5と0のつく日キャンペーン」を実施しており、楽天ふるさと納税も対象になります。
ただし、キャンペーン当日の「エントリー」が必要で、その点のみ注意しなければなりませんが、一般の楽天カードの利用でポイント5倍、楽天プレミアムカードの利用でポイント7倍になります。
ポイントの有効期限がポイント付与翌月の末日23:59までと決められています。
「5と0のつく日キャンペーン」は、楽天スーパーセール(買いまわり)やお買い物マラソン、楽天イーグルスやヴィッセル神戸の勝った翌日と重複する日が狙い目です。
毎月18日は「ご愛顧感謝デー」です。ダイヤモンド会員が楽天カードを利用した場合、「5と0のつく日キャンペーン」を上回るポイント6倍となります。
また「ご愛顧感謝デー」は、楽天カードを持っていない人にもメリットがあり、ゴールド会員+1倍、プラチナ会員+2倍、ダイアモンド会員+3倍となります。
ふるさと納税のポータルサイトは、ポイントがもらえる楽天がおすすめ!
ふるさと納税は多くの場合、万単位の出費となるため、利用額に応じてポイントが付与される楽天ふるさと納税が断然おすすめです。
しかも、楽天のキャンペーンを上手に利用すれば、ふるさと納税の自己負担金(手数料)2,000円の何倍ものポイント還元があります。
ただし、楽天のキャンペーンで付与されるポイントは、ほとんどの場合期間限定となります。
そうはいっても、ポイントは楽天内だけではなく、マクドナルドやファミリーマート、ジュンク堂書店等でも使えるため、忘れることさえなければ無理なく消化できます。
ポイントに関するキャンペーンは非常に種類が多くルールも複雑ですが、まずは楽天カードを作って、0と5のつく日にお買い物をして慣れていきましょう。