今回は、新潟の最強パワースポット「彌彦神社(やひこじんじゃ)」の奥宮(御神廟)をご紹介します。
奥宮には、天香山命(あめのかごやまのみこと)と妃神(ひめがみ)の熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと/ほやひめ)が祀られ、とくに縁結びにご利益があるといわれています。
車、徒歩、ロープウェイと3種類の方法で登拝ができます。
彌彦神社の奥宮は、弥彦山頂(634m)にあり!
彌彦神社の御神体は標高634mの弥彦山。山全体が神域になっていて、徒歩、車、ロープウェイのいずれかの方法で、彌彦神社の奥宮(御神廟)への参拝ができます。634mといえば、ちょうど東京スカイツリーの高さと同じですね。
車かロープウェイを利用すれば、9合目までのアクセスが簡単です。そこから奥宮へは15分~20分(約700m)ほどのトレッキングとなりますが、山を御神体とする他の神社の奥宮の登拝よりは、かなり楽だといえるでしょう。
彌彦神社・奥宮(御神廟)へのアクセス①(徒歩)
彌彦神社からのアクセスは「表参道コース」と呼ばれ、初心者の方で、登り1.5時間、下り1時間のトレッキングとなります。
雪の多い地域ですので、登山のシーズンは4月から11月までとなります。
私たちは車でアクセスしたので、徒歩でのアクセスは他サイトで調べたのですが(といっても、はじめから予定していたわけではなく、道を間違えた結果、登拝することになったわけなのですが…)、
拝殿の左にある出入口が「万葉の道(登山道)」へと続いているそうです。
徒歩の方は、展望食堂のある9合目付近で、ロープウェイや車を利用した人たちと合流することになります。詳しくは、こちらの「新潟県を代表する山「弥彦山」(表参道コース)」をご覧ください。写真付きで丁寧に解説されています。
「表参道コース」は、初心者でも比較的簡単に登れる登山道のようですが、数年前の1月に立ち入り禁止(ただし、理由は『倒木』)の場所で、雪崩に巻き込まれて亡くなった方もいたようですので、とくに冬場はご注意ください。
彌彦神社・奥宮(御神廟)へのアクセス②(ロープウェイ)
彌彦神社から弥彦山の9合目付近まで、ロープウェイでのアクセスが可能です。ロープウェイを利用すれば「ロープウェイ山麓駅」から「山頂駅」までの約1,000mをたったの5分で移動可能です。滞在時間の短い旅行者におすすめですね。
彌彦神社からロープウェイ山麓駅までは無料のシャトルバスが運行しています。
シャトルバスの乗り場は、登山道(万葉の道)へと続く出入口(彌彦神社・拝殿の左)から出て、砂利道をまっすぐに進むと看板が見えてきます。
シャトルバスはロープウェイの出発時刻に合わせて15分間隔で運行しており、乗車の時間は約5分間です。徒歩でも10分程度で到着。帰りのバスも同じ場所に戻ってきます。
2020年11月現在のロープウェイの料金は以下の通りです。団体割引や障がい者割引もありますので、公式サイトをご確認ください。HISのロープウェイ往復『250円』の割引クーポンはこちらから(2020年11月3日現在)
大人(往復) | 大人(片道) | こども(往復) | こども(片道) |
---|---|---|---|
1,500円 | 800円 | 750円 | 400円 |
※ (4月~11月)8:45~17:00(12月~3月)9:00~16:10(15分間隔)
ロープウェイ山頂駅に到着後は、展望ビル(1階:売店と軽食、2階:展望大食堂)を経由して、彌彦神社の奥宮(御神廟)に登拝します。
名 称 | 弥彦山ロープウェイ |
---|---|
住 所 | 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦2898 |
電話番号 | 0256-94-4141 |
公式サイト | https://www.hotel-juraku.co.jp/yahiko/ |
彌彦神社・奥宮(御神廟)へのアクセス③(車)
彌彦神社の奥宮へは、弥彦山スカイラインを利用
彌彦神社の奥宮に車でアクセスする場合は、無料の弥彦山スカイライン(新潟県道561号弥彦岩室線)を使います。路線延長16.8kmのドライブコース。日本海、佐渡島、越後平野などの絶景が楽しめますが、ヘアピンカーブが続きます。
ただし、夜間(23:00~5:00)と冬期(12月~3月の雪解けまで)は通行止めとなりますので、ご注意ください。
弥彦山スカイラインの入口(弥彦口)は、県道2号線と接続する交差点(弥彦村弥彦)です。『彌彦神社の奥宮は、弥彦山頂(634m)に!』の項目の航空地図をご覧ください。
弥彦山の山頂には無料の駐車場も完備
駐車場からは佐渡島が見えます。真夏ならもっとくっきりと見えるのでしょうが、この日(2020年10月8日)の午前中は霧でまったく見えなかったということなので、私的には大満足です。
この駐車場から佐渡島までは約40㎞。夏場は泳いで渡れるほど近く感じるそうです。
午前中は、彌彦神社に参拝していました。そういえば、弥彦山の中腹に霧が出ていましたね。
弥彦山は彌彦神社の奥宮だけではありません!
この気になる塔は、今年50周年を迎えた『パノラマタワー』
ふと見上げると、なんだか無性に心ひかれる『不思議なスポット』がありました。もちろん、「行ってみる」しか他に選択肢はありません。(間違ってここにたどり着いたものですから、予備知識はゼロでした)
駐車場に着いた時点では、自分が登るとは夢にも思ってなかったので、中途半端な写真しか撮っていなかったので、他の方の写真をお借りしました。不思議スポットの全貌はこの通りです。
この塔は、今年50周年を迎えた『パノラマタワー』。高さ100mを約8分かけて360度回転しながら昇降します。
1970(昭和45)年の弥彦山スカイライン開通にあわせて作られました。現存する回転昇降式展望塔としては国内最古のもの。ちなみに回転展望塔を初めて開発したのはスイスだそうです。
パノラマタワーからの風景です。真下には、弥彦山スカイラインの無料駐車場が見下ろせます。
ロープウェイ山頂駅も見えます。
広大な越後平野も見渡せます。越後平野の面積は約2,000km2で、東京都とほぼ同じ。みんなが大好きなコシヒカリの生産地です。
スピーカーから流れる『山頂には彌彦神社の奥宮がございます!』
パノラマタワーの塔頂からの風景。パノラマタワーは520m付近に建っていますので、塔頂からは標高634mの弥彦山の山頂がほとんど真横に見えます。
スピーカーからは観光案内が流れていたのですが、「山頂には彌彦神社の奥宮がございます」…。友だちと顔を見合わせ「近い!行けそう!これは行くしかない!」と即、決定!
パノラマタワーから降りると同時に、係の人に尋ねたところ、「15分か20分くらい歩けば奥宮まで行ける」とか。足元を見れば、5~6cmヒールのビーツを履いていたのですが、そんなことはまったく気になりません。
ユニークな乗り物「クライミングカー」は、「パノラマタワー」と同級生
パノラマタワー(弥彦山スカイライン山頂駐車場)と展望ビル(ロープウェイ乗り場)間の移動は、「クライミングカー(斜行エレベーター)」一択となります。
見上げると不思議な感覚に陥りますが、とくにスリルがあるわけでもなく快適に昇降できます。所要時間はわずか1分。
クライミングカーもパノラマタワーと同じ1970年に設置されましたので、今年で50周年を迎えます。
パノラマタワーの料金は大人650円、こども350円。クライミングカーは大人往復380円(片道220円)、子供往復260円(片道160円)です。(2020年11月現在)
なのですが、『パノラマタワー50周年記念企画』として、パノラマタワー・クライミングカー往復セット券がなんと!500円(こどもは250円)で販売されていました。
通常価格が1,030円なので半額以下です。しかも、なかなか使えるお店がないgo to トラベル地域共通クーポンも利用可能でした。※ 50周年記念企画がいつまで続くのかは不明。ごめんなさい。
地域クーポンは、1階の発券式の軽食(麺類等)には使えませんでしたが、売店のお土産は購入できました。(ちなみに2階の展望レストランは閉まっていました。コロナで時短だと思われます。)
注:パノラマタワーの建物(クライミングカーの下にある)と食堂のある建物(クライミングカーの上にある)は、名称が定まっていなくてとてもややこしいです。どちらもお土産を販売していますし、内装の雰囲気もレトロでノスタルジックで少し似ています。
「弥彦山展望ビル」「展望食堂」「山頂展望ビル」と記載されているのは上の方のビルで、下の方のビルは「山頂駐車場売店」等、「駐車場」が付いている場合が多いようです。
私たちがパノラマタワーのチケットを購入したのは下の「駐車場売店」で、軽食を食べてお土産を購入したのは上の「展望ビル」でした。
パノラマタワー、クライミングカー、展望ビル(食堂)、山頂駅の位置関係
ロープウェイや徒歩で来た人が、「パノラマタワー」に登る場合は、弥彦山展望食堂を経由して、クライミングカーで降りることになります。
車で来た人が「彌彦神社の奥宮」に参拝する場合は、駐車場からクライミングカーで登り、展望ビル(食堂)を経由して行くことになります。
パノラマタワーやクライミングカーのチケットは、山頂展望ビル1階売店とパノラマタワーのある山頂駐車場売店で販売していました。詳しくは、弥彦山ロープウェイの公式サイトをご確認ください。
彌彦神社奥宮(御神廟)への道のりは?
クライミングカーで上がったところです。真横にパノラマタワーが見えます。奥宮へはここから700m、片道15分~20分の道のり。
緑の間から、広々とした越後平野が見えます。
展望食堂から標識通りに進みます。日本海も見えますね。徒歩で来た人も帰りはロープウェイ推奨のようです。もちろん、時間によると思いますが。
基本的にこのような階段が続きます。パンプスやヒールはちょっとキビシイ。何よりかかとが傷みますので、奥宮参拝の予定がある人は、なるべく運動靴をご用意ください。
振り向くとこんな様子です。とても空気がきれいで癒されます。雨の後の帰り道は滑りやすいので、とくににご注意ください。
はるか遠くに見えていたアンテナがもうこんなに近づいてきました。山頂までもう少し!
右の社務所で御朱印をいただけます。書置きのものでした。閉まっていることもあるようです。この鳥居が見えてきたら、本当にもうあと少しです。
パワースポット・彌彦神社・奥宮(御神廟)は、絶景スポットでもあった!
奥宮には、天香山命(あめのかごやまのみこと)と妃神(ひめがみ)の熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと/ほやひめ)が祀られています。
とくにこだわる必用はないそうですが、彌彦神社の参拝作法は、「二礼 四拍手 一礼」で、一般的な神社の参拝作法である「二礼 二拍手 一礼」とは異なります。
彌彦神社の奥宮は、ご夫婦の神様が祀られているということで、「縁結び」にご利益があるとされています。
弥彦山頂から見下ろす景色は、個性豊か
コシヒカリが豊かに育つ田んぼが見える越後平野です。とても雄大な景色。
少しだけ日本海が見えます。山、田んぼ、海の豪華なコラボレーション。
こちらは日本海。新潟は何を食べても美味しい理由が判明した瞬間でした。もちろん、お酒も美味しいよ!
越後七浦シーサイドラインって?
最初は行くつもりだった「越後七浦シーサイドライン」はどのような場所だったのでしょうか?
「越後七浦シーサイドライン」は国道402号のうち、長岡市寺泊野積から新潟市西蒲区角田浜の13.9 kmの区間で、日本海に沿った風光明媚なルートとのことでした。
新潟市のおすすめ飲食店2選
カニ食べ放題の『魚銭』はホタテやハタハタも絶品!
「魚銭(うおせん)」は、新潟駅から徒歩3分の場所にあるカニ食べ放題のお店。海の幸を自分で炭火で焼いて楽しめます。とりあえずカニはこんな感じです。
カニだけではなく、ホタテやハタハタ、シシャモも食べ放題。とくにホタテとハタハタがとても美味しくて何度も注文しました。
カニのグラタンコロッケやカニの茶わん蒸し、握り寿司なども食べ放題で、なにを食べてもおいしかったです。しかも、基本料金5,000円ととてもリーズナブル。グルメサイトのクーポンで500円程度の値引きがあるので要チェックです。(2020年11月現在)
新潟の地酒から果樹酒、ハイボールなど60種類ほどのお酒が飲み放題。写真のお刺身の盛り合わせは500円の追加料金で注文できます。海鮮鍋も同価格でした。
テーブル席も半個室のように暖簾で仕切られているので、とても落ち着けました。クレジットカードは利用不可とのこと。(2020年11月現在)
名 称 | 魚銭(うおせん) |
---|---|
住 所 | 新潟県新潟市中央区弁天3-2-1 マルキタ弁天ビル2F |
電 話 番 号 | 050-5286-8122 |
営 業 時 間 | 月~日、祝日、祝前日: 17:00~翌0:00 (料理L.O. 23:30 ドリンクL.O. 23:30) |
定 休 日 | なし |
交通アクセス | 万代口を出て左に向かい、じとっこ組合向い/ロッヂ駅前店2F |
関連サイト | https://www.hotpepper.jp/strJ000806035/ |
高級魚「のどぐろ」も楽しめる一流店…なのにリーズナブル!ー『極DINING若旦那 別邸』
ホテルの中にある高級感漂う全席完全個室の「極DINING若旦那 別邸」。こちらでは、新潟名物の高級魚「のどぐろ」が味わえます。
のどぐろは、ほどよく脂がのっていてとても美味しいです。漁港から直送されるため鮮度抜群。一本焼きが2,500円程度で少々お高めですが、絶対にお値段以上の価値があります。
こちらのお刺身盛り合わせは、注文率は90%越えだとか。もちろん漁港から直送された新鮮なものばかりです。
お魚料理だけではなく、居酒屋定番メニューの鶏のから揚げや厚焼き玉子もありました。
残念ながら写真を撮りそこなってしまいましがた、こちらの「牛モツ煮込み」は、食通の友だちが「まるでフレンチ!」というほど美味しかったです。
今まで「モツ」は食べず嫌いだった私も、こちらのモツは美味しく食べられました。おそらく新鮮なのでしょう。
とにかく高級食材三昧でしたが、お代金は一般的な居酒屋さんとそれほど変わらず、新潟の飲食店のレベルの高さを思い知りました。
「若旦那」は、新潟市内に合計5店舗ほどあるようです。新潟を代表する大人気のお店です。
名 称 | 極DINING若旦那 別邸 |
---|---|
住 所 | 新潟県新潟市中央区花園1-7-10 ホテルリブマックス1F |
電 話 番 号 | 050-5350-8311 |
営 業 時 間 | 月~土、祝日、祝前日: 17:00~翌0:00 (料理L.O. 23:30 ドリンクL.O. 23:30) |
定 休 日 | 毎週日曜、第2、第4月曜日 |
交通アクセス | 新潟駅万代口から花園方面 徒歩1分 |
関連サイト | https://www.hotpepper.jp/strJ001203831/ |
今回は、彌彦神社の奥宮(御神廟)の情報を中心に、弥彦スカイライン、パノラマタワー、そして、新潟市のおすすめ飲食店をご紹介しました。
奥宮には行く予定はなかったのですが、もしかすると弥彦の大神様とほやひめ様が呼んでくださったのかな?と都合よく考えて、今日も笑顔で過ごしています。