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【探偵への依頼内容ランキング】1位は不倫・浮気調査 2位以下は?

今回は、数多くの探偵事務所・興信所を調べてみて、どのような依頼内容が多いのかをまとめてみました。

映画やテレビで見るような、警察と連携して知能犯を逮捕するというような「派手なお仕事」はまずありませんが、どんな依頼も人間同士の愛憎に直接触れる大変デリケートなものです。

一番多いのは、大方の予想通り「不倫・浮気調査」でした。これが全依頼の7割前後を占めます。

日本の夫婦の離婚率は今や35%におよび、婚姻期間が1年未満で離婚するカップルもいれば、20年以上続いたカップルの離婚率も20%もあり、誰がいつ離婚してもおかしくない時代になりました。

離婚するのはもはや少数派ではなく、決して恥ずかしいことでもありません。

裁判所の司法統計によれば、離婚原因の第一位は男女ともに「性格の不一致」。これは人間である以上仕方ないですよね。

さらに、心身への暴力や金銭問題に続き、男女とも「異性関係」が上位にランキング。

問題のある配偶者から慰謝料や親権を取るには、「不貞行為の決定的な証拠」が必要となります。証拠は3年間有効。

長期にわたり思い悩んでいるのは時間の無駄ですので、浮気に関わらず、モラハラでも金銭問題でも相手に問題がある場合は、探偵マッチングサービスか、離婚問題に強い探偵事務所の無料相談を利用してみましょう。

それでは、探偵事務所・興信所への依頼内容にはどのようなものがあるか、ランキング形式でご紹介します。

【探偵への依頼内容ランキング1】不倫・浮気調査

どの探偵事務所・興信所でも、一番調査依頼が多いのは、やはり「不倫・浮気調査」。全調査の7割前後を占めるといわれています。

もちろん、依頼者全員が離婚を望んでいるわけではなく、関係修復を望んでいる人もたくさんいます。探偵事務所に持ち込まれる相談は、それぞれ50%ずつだとか。

どういう結末を望むにしろ、浮気現場の決定的な証拠を掴んでおくことは大切です。

  • 慰謝料増額、親権の確保など、離婚裁判が有利になる
  • 配偶者には黙っておき、浮気相手にのみ証拠を提示し、別れを切り出させる(別れてくれない場合は浮気相手を提訴する)
  • 浮気をしている配偶者の方から、別れを切り出された場合の切り札として(証拠は3年間有効)

不貞行為(浮気・不倫)は、離婚の訴訟を提起できる法廷離婚事由のうちのひとつです。

法廷離婚事由とは

  1. 不貞行為
  2. 悪意の遺棄
  3. 3年以上の生死不明
  4. 回復の見込みのない強度の精神病
  5. その他婚姻を継続しがたい重大な事由

ただし、テーマパークでデートする、手をつないで歩く、きわどい内容のラインを交換するだけは、法的な「不貞行為」にはなりません。ラブホテルや相手の自宅で一定時間過ごすなどの決定的な証拠写真が必要です。

顔見知りによる尾行・張り込みは非常に難しく、一般の家庭には通常、暗視カメラや高性能望遠レンズがないため、プロの調査員に依頼するのがおすすめ。

【探偵への依頼内容ランキング2】人探し

一口に「人探し」いっても、もう一度会ってみたい懐かしいあの人から、急を要する失踪者・家出人、お金を借りて逃げ回っている人物までとさまざまです。

過去に友人・知人だった人を探す

思い出すたびに胸の奥がキリキリ痛むような懐かしい人はいませんか?このまま一生会えないなんて、寂しすぎますよね。

言葉のとげで傷つけてしまった親友、些細なことでけんか別れしてしまった初恋の人、大学時代の恩師、旅先で困っているところを助けてくれた恩人など、逃げているわけではなく、引っ越し先がわからなくなってしまったような過去の知人・友人は、比較的簡単に見つかるはずです。もちろん、調査も短時間で済み、リーズナブル。

ただし、出会った場所と時間しかわからない、名前も知らないような人は、かなり難易度が上がります。一度無料相談で質問してみてください。

家出人・失踪者を探す

現在、長引く不況や新型コロナウイルスが原因で、大きな経済的損失を受けた人が大勢います。

また、SNSやLINE、インターネットを悪用した子どものいじめも年々悪質化し、残念なことに自ら命を絶ってしまう未成年も後を絶ちません。

SNSを通じて知り合った大人の口車に乗って家出をし、飲食店や風俗店での勤務を強要されたり、虐待される未成年、若者も増えています。

とはいえ、13歳未満の場合や遺書でも残していない限りは、警察は積極的に捜査してくれません。

人探しに強い大手の原一探偵事務所は、家出人・失踪者の捜索は、いなくなった日から数えて3日以内に始めることを強く勧めています。

金銭トラブルを起こし逃げている人物を探す

架空のもうけ話を持ち掛けたり、家族の病気や会社の危機だと嘘を吐いたり、さまざまな手口で、老後の不安を煽ったり、人の良心に働きかけたりし、お金を借りて行方をくらませる人物がいます。

結婚話が出ていたら結婚詐欺かもしれませんし、ほかにも詐欺の被害者が複数いるかもしれません。

本人を見つけてお金を取り返すのがベストですが、返済の意思が微塵もなく、逃げ回っている場合はなかなか難しいと思われます。そこで実家が見つかれば、親兄弟と交渉することも可能です。

こういう金銭トラブルも警察はなかなか動いてはくれませんので、探偵事務所・興信所に相談するのが解決の早道です。

ただし、DVの加害者が被害者を探したり、ストーカー目的など犯罪につながる人探しは、どこの探偵事務所でも引き受けてもらえません。

【探偵への依頼内容ランキング3】素行調査

「不倫・浮気調査」は、配偶者(場合によっては交際相手)の「不貞行為」のみに的を絞った調査でしたが、「素行調査」は、(配偶者とは限らない)対象者の普段の行動を調査します。

  • 高校生の娘の服装が派手になり、買い与えた覚えのないブランドもののバッグを持っている
  • 一度も契約を取れない外回りの営業社員がいる

前者はパパ活(援助交際)をしている可能性があり、このまま放置しておくと犯罪に巻き込まれるおそれがあり、後者は証拠を押さえないと「当てずっぽう」で注意することもできません。

プロの調査員が対象者を尾行をし、交友関係や立ち寄り先を調べます。

【探偵への依頼内容ランキング4】盗聴器の発見

盗聴器を発見するには、広帯域受信機などを使い、盗聴器が発する電波の有無を調べます。

調査員が会社や自宅に訪問して調査することになるのですが、もちろん会話は厳禁。盗聴器が見つかった場合も、警察を呼んでから取り外すことになります。

盗聴器の調査は比較的リーズナブル。

相談、見積りまでは無料ですので、「個人情報が洩れているような気がする」など、不安があるようでしたら、思い切って連絡してみてください。

【探偵への依頼内容ランキング4】結婚前調査

一昔前は、結婚相手といえば職場の人や友人・知人などの紹介がメインでしたが、現在では、マッチングアプリやSNSなど、インターネットで知り合うケースが増えてきました。

それでも、家族や友人がどんな人たちなのか、どのような仕事をしているのかが判明している「身元確かな人」ならば問題ありませんが、秘密が多かったり、驚くほど立派な経歴を話していたりする場合は、不安に感じますよね。

  • 借金やギャンブル癖はないか?
  • 家族や誰かとトラブルを抱えてはいないか?
  • 結婚前からほかに女性の影がないか?
  • そもそも独身なのか?

など、結婚生活の支障となるような「金銭問題、女性問題」を調査してみてはいかがでしょうか。

インターネットでの出会いが珍しくなくなった今では、本人だけではなく、親御さんからの依頼も多いそうです。

また、子どもさんが、親の再婚相手を調査することも増えています。

罪悪感を抱く必要はありません。何もなければ安心して結婚すればよいし、何かあれば結婚前に気付かなければなりません。

ただし、出自など差別につながる調査は探偵業法で禁じられており、真面目に運営されている探偵事務所・興信所では引き受けてはもらえません。

【探偵への依頼内容ランキング5】企業信用調査・個人信用調査

企業信用調査は、ビジネスにおける新規取引の際に「パートナー企業になっても損することのない健全で経営状態の良い会社なのかどうか」を調査してもらいます。

古くからの取引先だとしても、長引く不景気で経営難に陥っていることも珍しいことではありません。連鎖倒産を防ぐためにも定期的に調査するのがベストでしょう。

個人信用調査では、自社の社員が商品を横流ししていないか、会社のお金を横領していないかなどを調査します。

Ruby
Ruby
怪しいと思っても、もし違っていた場合には、名誉毀損になりますので、確たる証拠が必要ですね。

【探偵への依頼内容ランキング6】ストーカー・嫌がらせ調査

個人情報が洩れているようだ、庭にゴミが散乱しているなど、怪しい出来事があれば、それはストーカーの仕業かもしれません。

過去において恋愛関係にあった異性だけではなく、同性からの逆恨みも、エスカレートすると面倒ですので、一度相談されることをおすすめします。

【探偵への依頼内容ランキング7】子どものいじめ調査

ぜひとも探偵社・興信所を依頼してもらいたいのが、子どものいじめ調査。

学校から帰ってきてふさぎ込んでいたり、学校での出来事をほとんど話さなくなった場合は、いじめられている可能性があります。

桃花ちゃん
桃花ちゃん
子どもは家族以外の人間関係のほぼすべてが、「学校の友達と先生」なので逃げ場がありません。

オリンピック2020の開会式の音楽を担当し、後に解任されたミュージシャンの男性が音楽雑誌で語っていたように、「いじめ」というより「犯罪」だとしかいえない内容のものもあります。

また、最近のいじめはインターネット(スマホ)を利用した一層陰湿で拡散力のあるものへとシフトしていますので、専門家の助けが必要です。

デリケートなお子さんの場合は、子ども時代の「いじめ」が一生のトラウマになってしまったり、最悪な結果を選んでしまう場合もありますので、できるだけ早めに対処されることをおすすめします。

【探偵への依頼内容ランキング8】お墓探し

お墓の場所は、届ける義務がないため、個人で探し出すのは大変です。

「お墓探し」は、生き別れになった家族や恩師、昔親しくしていた友人などのお墓の場所を特定する調査です。

【探偵への依頼内容ランキング9】相続人調査

遺産分割協議は相続人全員の同意が必要です。たとえ行方不明になっていようが、生存している相続人を無視した遺産分割協議は無効となります。

【探偵への依頼内容ランキング10】潜入調査

家族が怪しいカルト組織に入会しているようだ、最近政治活動に熱心だけど、過激な団体ではないのか?ねずみ講やマルチまがい商法に引っかかっているような気がする、などなど。

本人はもちろん「善良な組織」だと思って活動されているわけですから、健全な組織なのかいかがわしい組織なのかを知るには第三者が必要。大切なご家族が騙されて金銭的被害が出る前に、不安があれば調べてもらいましょう。

【探偵への依頼内容ランキング番外編】

総合探偵社フォーチューン広島の『成功する探偵社の開業』によると、次のような依頼もあるそうです。

損害保険会社から不正受給者による後遺障害等級の詐称の有無、休業補償の不正受給などの裏付け調査、逃げたペットを捜索、近隣トラブルの証拠取得、弁護士事務所から訴訟のための調査。

悪徳セミナーの内容録音と、関係者と名刺交換してほしい、離婚して会えない子供の結婚式に潜入して、結婚式の様子を撮影してほしい、自分の住んでいるマンションに幽霊がいるか、入居している他の住民に聞き込みをしてほしい。

これらはすべて実際に調査したことがある案件なので、他の探偵事務所でも請け負ってくれると思われます。

茜さん
茜さん
警察は動かないだろうし、裁判をするような案件でないものが多いですね

探偵事務所・興信所には依頼できない内容

探偵事務所・興信所が以下の調査を行うことは禁じられています。

  • DVやストーカーの加害者の依頼を受けること
  • 無断で他人の敷地内に入って調査をすること
  • 戸籍謄本、住民票を入手すること
  • 差別につながる出自などの調査をすること
  • 預金の残高・ローンの状態を調査すること
  • 電話番号や車のナンバープレートから個人を特定すること
  • 雇用保険番号や年金番号などの個人情報を調査をすること
  • 別れさせ工作(別れさせ屋)

どの探偵社・興信所も探偵業法で「違法な調査」はしっかりと定められていますので、それら以外で悩んでいることがあれば、思い切って相談してみてはいかがでしょうか。

初恋の人探しから幽霊の調査まで、日常生活のほとんどのケースにおいては、探偵社、興信所は、警察よりもずっとずっと頼りになる存在だと思います。