この記事にたどり着いたあなたは、結婚相談所に入会したものの「変な人しかいない」と感じているか、結婚相談所に入会しようと考えているが「変な人しかいない」という噂を聞いて躊躇しているかのどちらかでしょう。
「出会い系サイト」はみんながガラケーを持ち出した頃から、「マッチングアプリ」はスマートフォンが一般化した頃にスタートしています。
そして、結婚相談所の歴史は1940年頃までさかのぼります。
結婚相談所は、大小あわせて日本に4,000件以上もあり、仲人さんとコミュニケーションを取り、積極的にお見合いをすることで、一番早く安全に幸せをつかめる婚活サービスです。
変な人ばかりが入会するサービスなら、とっくの昔に消滅しているはずですよね。
結論からいえば、結婚相談所はけっして「変な人」ばかりではありません。
なぜ、そのようなネガティブな噂が立つのか、運悪く「変な人」に出会ってしまった場合の対処法などをお伝えします。
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結婚相談所は「変な人しかいない」「ろくな男がいない」「まともな男がいない」という噂は事実ではない
結婚相談所の男性会員は全員定職があり、婚活にお金を使える余裕のある人ばかりです。結婚ができないほどお金がない人はいません。
それどころか、年収は日本人男性の平均年収を軽く超えている人が多数です。
彼らが結婚相談所に申し込む理由は、
- 現在は出会いの場がない
- 職場の同僚とは結婚したくない
- 大勢の女性の中から自分にぴったりのお相手を見つけたいか
のいずれかでしょう。
ではなぜ、結婚相談所には変な人しかいないという噂が立つのでしょうか?
結婚相談所には「変な人しかいない」という噂が立つのはなぜ?
「火のない所に煙は立たぬ」とはいいますが、結婚相談所の汚名返上のために、なぜこのような噂が立つのか、検証してみましょう。
結婚相談所を利用する人は、自然な恋愛では結婚できない「余り物」だという偏見のため
ほとんどの人が婚活をせずに結婚ができたのは、親せきや近所の人がお見合いをセッティングしてくれたり、社内旅行や飲み会など職場のリクリエーションが盛んで、職場結婚が恋愛結婚の王道だった時代です。
現在は、長引く不況で職場でのリクリエーションが激減し、最近ではリモートワークの普及により、ほぼ通勤しない人もいます。
それでも、趣味のサークルや値域の活動に参加できるような、時間に余裕のある人は、まだ出会いの場がありますが、仕事をバリバリこなしている人ほど、自然な恋愛結婚が難しくなっています。
人からの紹介や出会いの場がふんだんにあり、なおかつ、結婚の意志もあるのに、結婚ができないなら「余り物」だといえるかもしれませんが、そうでない場合は「余り物」ではありませんよね。
出会いのチャンスが少なかった人は、異性の前で緊張しすぎてしまうため
たとえば、中高一貫教育の男子校から、ほぼ男子学生しかいない工学部に入学、そして、エンジニアとして就職。
こうした経歴の男性がお見合いをするとしたら、どうしても緊張してしまうでしょう。多少、女性と話すことに慣れている人だって、お見合いの席では緊張してしまうものです。
緊張している人を傍から見ると、挙動不審に見える場合があります。このような人とのお見合いが3~4度続くと、「結婚相談所は変な人ばかりだ」と思ってしまうこともあるでしょう。
結婚相談所で上手くいかなかった人たちの声が大きいため
結婚相談所は、安くて年間10万円、手厚いサポートが自慢の相談所の場合は6~70万円以上の費用が必要となります。
けっして安くはありませんよね。
結婚相談所は、提示する条件が厳しければ厳しいほど、お見合いを組みにくく、出会いが少なくなります。
せっかく高いお金を出しているのだから、職場や紹介で知り合った男性と恋愛結婚した友だちよりも、スペックの高い人と結婚しようと思うのは仕方がありません。
もちろん条件によっては、成婚に至らない場合もあり、口コミも厳しいものになりがちです。
結婚相談所のお相手の候補は、約3万人から12万人(男女合計)以上で、そのなかで実際に会えるのはほんの一握りです。
結婚相談所にいる「変な人」の特徴は?
婚活中のみなさんがイメージする「変な人」は、おもに次の3種類の男性ではないでしょうか?
- 癖が強すぎる、変わった人物
- 不愉快な人物
- 調子が良すぎる人物
「一度会っただけではよくわからない人」とは、もう一度会ってみよう!
結婚相談所でのお見合いの場所は、ホテルのラウンジや結婚相談所の個室などで、所要時間は約1時間。
なかには初対面の人(とくに女性)と話すのが苦手な人もいて、そうした人はコミュ障や挙動不審に見えるかもしれません。
初対面なのでガチガチに緊張している可能性も高いので、定職があり、身なりもしっかりとした人なら、もう一度だけ会ってみるのもおススメですよ。
また、無口な男性、個性的なファッションの男性、一芸に秀でた男性も、第一印象では「変な人」という印象を与えると思いますが、それだけを理由に、お断りするのはもったいないですよ。
結婚相談所での婚活は、お見合い→仮交際→真剣交際→成婚という流れになり、「仮交際」とは、恋人や婚約者としてお付き合いすることではありません。
仮交際のお相手は複数いる場合が多く、婚前交渉や宿泊を伴う旅行は禁じられていますので、気軽に仮交際へと進みましょう。
「不愉快な人」は、パスがおすすめ!
不愉快な人とは
- 自分は40代、50代にも関わらず、「お相手は若い女性」というのが絶対条件の男性
- 饒舌なのに話がまったくかみ合わない人(根本的に話が合わないか空気を読まない)
- 自分の話(とくに自慢話)ばかりの人
- 清潔感がまるでない人(お見合いやお相手の軽視、仲人さんのアドバイスを無視)
- 相手の目をほとんど見ない人
- 親に言われて渋々婚活をしている人
- 常に上から目線の人
- 金銭感覚がおかしい人(浪費または、度を越した倹約)
- 母親の話ばかりの男性
- 年収や職業ばかりを気にする女性
- 常識のない人
このような「不愉快な人」は、結婚相談所に限らずどこにでもいます。
こうしたお相手は、ほかの要素が特別優れていない限り、仮交際に進むことはオススメしません。
婚活における「危険な人物」は、逆に第一印象が良い場合も多い
婚活における「危険な人物」は、おもに「婚活以外の目的で女性に近づく人物」です。
危険な人物は一見「変人」には見えない場合の方が多いので、要注意しましょう。
「婚活以外の目的で女性に近づく人物」とは
- 恋活・婚活市場に登場する既婚者
- 一夜限りの関係を目的とする男性
- 宗教勧誘
- マルチ商法勧誘、ビットコイン等投資勧誘
- 詐欺
- 経歴や職業を詐称する人(嘘を吐く人)
- 健康なのに無職で働く意志のない男性
女性関係が派手な男性や詐欺師は、むしろ口がうまく、一見素敵な男性に思える場合が多く、非常にタチが悪いのですが、結婚相談所では、独身証明書や学歴証明書、収入証明書等の提出が義務付けられているので、マッチングアプリや出会い系サイトとは比較にならないほど安全です。
ワンナイトや勧誘目的の男性も、わざわざ収入証明書や学歴証明書を取り寄せたり偽造してまで、結婚相談所に入会するとは思えないので、大きなトラブルに発展することはほぼないと考えられます。
もしもお見合いの席で「変な人」に出会ってしまった場合の対処法
一般的にお見合いの時点では、お互いの個人情報はわかりません。仮交際までは、お互いのフルネームや連絡先は秘匿されます。
お見合いの席では、お相手から聞かれるままに個人情報を話さないよう、注意しましょう。
身元確かな人のみが入会できる、結婚相談所で出会う「変な人」は、話のキャッチボールができない人や清潔感に欠ける人、上から目線で失礼な人程度で、危険な人とはまず出会わないでしょう。
結婚相談所で「変な人」と深く関わらないためにはどうすればいい?
遠慮なく交際を中断しよう!
お見合いで緊張しているだけの人を「変な人」だと決めつけるのは早計ですが、お見合いから、仮交際、真剣交際に進んだ後に「変な人」だと発覚した場合は困りますよね。
結婚相談所では、交際の中断を申し出ると、そのお相手とは接触することはできないルールになっているため、まず交際を中断しましょう。
この段階で「変な人」だと感じたら、この先2人で、40年、50年と幸せに暮らしていけるとは考えられません。
万一、お相手がストーカー化した場合も、結婚相談所に通報しましょう。然るべきペナルティがあるはずです。
普段から結婚相談所のアドバイザーとは密に連絡をとっておこう
とくに専属アドバイザー(仲人)からお相手の紹介がある結婚相談所では、店舗に出向いたり、密に連絡を取っておきましょう。
アドバイザーも人の子。自分が良いと思う男性は、アドバイスに素直に耳を傾けてくれる女性に紹介してくれるはずです。
また、アドバイザーと親しくなると、耳寄りな情報も貰えるので、婚活が楽しく有利に進みます。
結婚相談所では「婚前交渉」は禁じられているし、百害あって一利なし
一般的に結婚相談所では、婚前交渉や宿泊を伴う旅行、同棲は禁じられています。これらの行為は「成婚」とみなされ、成婚料が発生する場合もあります。
お互いに結婚の意志がない場合、こうした成婚料は「罰金」に近いものになります。
結婚相談所での交際の中断は、アドバイザーにお願いするか、ボタン1つで事足ります。
安易な婚前交渉のあとに、お相手からの一方的な交際中断の申請があれば、あなたからは連絡がとれません。
禁止されているにも関わらず、婚前交渉を誘う人はそれなりのお相手です。
誘いに応じたことで、過度に執着されることもあるため、自分の身を守るためにも規約を守ることをおすすめします。
結婚相談所にいるのはどんな人?
結婚相談所の会員は、1年以内に婚約、結婚しようと考えている人で、忙しいか出会いのチャンスが少ない人です。
そして大勢のお相手から自分にぴったりの女性を見つけようとしている人です。
「現在の状況」に共通点はあっても、「キャラクター」に共通点はないと考えられます。
結婚相談所は「おじさんばかり」ではないけれど、年上の男性は多いと感じるかも?
2017年12月に実施された一橋大学経済研究所と日本大学経済学部の共同調査によると、結婚相談所を利用する女性の年齢のボリュームゾーンは30代、男性の方は30代後半から40代前半で、5歳以上の開きがあるようにみえます。
さらに、女性は20代の利用者もそれなりにいるため、この世代の女性が、40代、50代の男性に連続してお見合いを申し込まれた場合は、「結婚相談所はおじさんばかり」という印象を持ってしまうかもしれません。
40代以上でも初婚で子供を持ちたいと考えている男性は、30代前半までの女性を選ぶ傾向にあるのは事実のようです。
平均的な日本の男性よりもハイスペックな結婚相談所の男性会員
利用料が高額な結婚相談所だけではなく、お手頃価格の結婚相談所も男性会員の年収は高めだといえます。
結婚相談所の男性会員の年収が高い理由
- 男性会員の入会基準を「定職のある人」とし、入会審査もある
- 年収を盛ることができないため、低収入だと女性会員の検索にヒットしない
- 恋愛とは違い、「年収の高さ」を第一条件にしている女性も多い
- 婚活にお金をかけることができる
- 1年以内に結婚できるほどの所得や貯蓄がある
(例)「IBJメンバーズ」の男性会員の年収
比較的会費が高額な「IBJメンバーズ」。男性会員のうち、約62%が年収600万円以上です。800万円以上は25%も存在します。
(例)「スマリッジ」男性会員の年収
「スマリッジ」はリーズナブルな利用料が魅力のオンライン完結型の結婚相談所。それでも年収500万円以上の男性会員は66.5%もいます。
日本人男性の平均年収は400万円台なので、結婚相談所では年収の多いハイスペックな男性との出会いが期待できます。
結婚相談所は婚活に一番安全な場所
身元確かな男性しか入会していない結婚相談所における「へんな人」は、年齢確認しかしていない、出会い系サイトやマッチングアプリの「へんな人」とは、まったく違います。
せいぜい「自慢話ばかり」だとか「会話が成り立たない」だとかの、ちょっと「困った人」レベルなので、安心して婚活しましょう。
出会える会員の数はどこの結婚相談所でも数万人以上いますので、口コミで見かける「変な人ばかり」という噂は信じなくて大丈夫ですよ!