マッチングアプリの会員が、詐欺や凶悪犯罪に巻き込まれる事件がごくまれに発生するために、利用に不安を感じている人もいるのではないでしょうか。
マッチングアプリは知らない男女が出会うツールなので、最初から相手を過剰に信じるのは危険がともないますが、今や、マッチングアプリをきっかけに結婚したカップルは、友達の紹介の数を超えているという調査結果も出ています。
不幸にも犯罪に巻き込まれる人の割合は、利用者全体の数から見ればごくごく少数です。車やナイフと同じで、必要最低限の注意を払って利用すれば、恋活、婚活にこんなに使えるツールはありません。
今回の記事では、マッチングアプリ利用者数の推移のほか、マッチングアプリが馴れ初めのカップルの離婚率やトラブルの傾向などを、マッチングアプリ未経験や初心者の女性に向けてお届けします。
- マッチングアプリの利用者数の推移のデータは?年々右肩上がりで増加中!
- ネットで結婚相手と知り合うのはもはや常識!しかも、マッチングアプリで結婚した夫婦の離婚率は低い!
- 利用者数は「Pairs(ペアーズ)」がダントツ1位!
- 会員数も重要だけど、会員の属性はさらに重要!利用料無料の女性は複数登録も効果的!
- 恋人探しの場所が職場や学校からマッチングアプリへ
- 消費者庁の年代別統計では、20代や大学生ほど利用率が高い
- マッチングアプリのトラブルの第一位は恋活、婚活目的ではなく、性行為目的の男性と出会ったこと
- マッチングアプリより結婚相談所の方が向いている人もいる!出会系サイト、マッチングアプリ、結婚相談所の違いは?
- マッチングアプリは今や、恋活、婚活の必須ツール
マッチングアプリの利用者数の推移のデータは?年々右肩上がりで増加中!
急速に市民権を得たマッチングアプリ・マッチングサービス
2021年9月、MMD研究所が「恋人探し」をしたことのある独身の男女3,366人(20歳~49歳)を対象におこなった調査で、「マッチングアプリ・マッチングサービスを知っているかどうか」という問いに「知っている」と回答した人は59.0%でした。
今度はその59.0%に「マッチングアプリ・マッチングサービスを利用したことがあるか」と聞いたところ、「現在利用している」が32.6%、「過去に利用していた(が、現在は利用していない)」が45.7%となり、78.2%の人に利用実績がありました。
2019年、2020年にも同じ調査をしましたが、利用者の割合は年々増え続け、マッチングアプリやマッチングサービスの存在を知ったら、多くの人が積極的に試してみる時代になってきたようです。
また、マッチングアプリを利用したことのある人は、今や5人に1人とされています。
コロナ禍で「結婚したい!」という意識が高まり、マッチングアプリの利用者数も増える
2021年11月~12月、全国結婚相談事業者連盟(株式会社TMS)が、20代以上の独身男女1,464人を対象に実施したアンケートでは、コロナで「結婚したい気持ちが高まった」という人が全体の33.3%にのぼるという結果が出ました。
この傾向は、彼氏が欲しい、結婚したいと考えていた女性もある意味チャンスです。多くの結婚相談所ではコロナをきっかけに、ZOOMやスカイプを使ったオンラインでのお見合い環境も整備されつつあります。
たとえば、スマリッジとナコードは、オンライン完結型のリーズナブルな結婚相談所です。店舗に通う必要はなく、お見合いもオンラインで可能です。月10,000円程度の会費で安心安全に婚活が可能。
マッチングアプリの利用者数が右肩上がりで推移しているのも、コロナが原因かもしれません。
今後、遊び半分の利用者が減り、真剣な恋活、婚活男性の比率が増えていくと思われます。
ネットで結婚相手と知り合うのはもはや常識!しかも、マッチングアプリで結婚した夫婦の離婚率は低い!
婚活の場として圧倒的な支持を得るマッチングアプリ
2019年12月、CanCamが、独身男女184人(男性84人、女性100人)を対象に「婚活の手段」を調査したところ、男女ともに1位(男性:29.3%、女性:29.57%)は「マッチングアプリ」という結果でした。
コロナ禍以降はリモートワークが増えましたし、それ以前から続く不況により、社員同士が仲良くなるチャンスだった社員旅行や飲み会など、職場のリクリエーションも激減していました。
そんな現代だから、マッチングアプリは婚活、恋活の強い味方になります。今や、3人に1人がマッチングアプリを婚活に最適なツールだと考えています。後ろめたさなど感じる必要ありません。
インターネットでの出会いは離婚率が低い!
米国科学アカデミーの機関紙「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に掲載された論文によると、インターネットで出会った夫婦の離婚率は5.96%だったのに対し、インターネット以外が馴れ初めの夫婦の離婚率は7.76%でした。(調査期間:2005~2012年)
マッチングアプリは、プロフィール文を読んで、ある程度条件で絞った人のなかから選べるというメリットがありますね。
2020年8月16日に放送された「林先生の初耳学」で、Pairs(ペアーズ)をはじめとする12のマッチングアプリの登録者1万人の大規模調査をしました。
登録をきっかけに結婚した417組のうち19組は離婚していたのですが、過去5年間の日本の離婚率6.6%に対し、マッチングアプリで結婚した人の離婚率が4.5%と低いことが判明しました。
マッチングアプリを利用して結婚したカップルも、私たちが想像するより多いです。
利用者数は「Pairs(ペアーズ)」がダントツ1位!
あらゆる「利用者数の調査」で常にナンバーワンの座をキープしているマッチングアプリペアーズ。
MMD研究所がマッチングサービス・マッチングアプリを利用したことがある1,554人を対象にアンケートをとったところ、57.8%もの人が「ペアーズ」を利用したことがあったそうです。
さらに、マッチングサービス・マッチングアプリをきっかけに、恋人ができたり、結婚ができた人596人に「利用したサービス」を聞いたところ、「ペアーズ」が47.8%(複数回答可)で最多でした。
ペアーズの公式サイトによると、2021年6月の時点で、累計会員数1,500万人突破。毎日約8,000人が登録し、毎日約400人の会員さんに恋人ができているそうです。しかも、恋人ができるまでの期間はわずか4か月!
ペアーズは、マッチングアプリの中では少々大人向き(20代後半から30代がボリュームゾーン)。この年代の方でなくても、会員が多いので登録しておいて損はないと思います。とくに、地方にお住まいの方にはおすすめです。
会員数も重要だけど、会員の属性はさらに重要!利用料無料の女性は複数登録も効果的!
飲み友達が欲しい、恋人がほしい、結婚相手がほしい、ミドル向き等々、マッチングサービスにはそれぞれに特徴があります。
youbride(ユーブライド)は、一部上場企業IBJ(日本結婚相談所連盟)が運営しています。目的は婚活オンリー。30代を中心に累計230万人が登録し、年間2,442人(2018年度)が成婚しています。
会員の4人に1人は再婚希望者なので、シングルマザーにもおすすめ。ユーブライドは婚活事業を手掛けるIBJ(日本結婚相談所連盟)の傘下なので、出会いやすい様々な仕組みを取り入れています。
女性は登録料、利用料無料のマッチングサービスやマッチングアプリが多いので、登録して試しに一度検索してみてはどうでしょうか。ログインしたての「アクティブなユーザー」も絞り込めますよ。
自分の条件や世代に合う男性が多いマッチングサービスをメインとして利用し、ほかはサブとしましょう。
恋人探しの場所が職場や学校からマッチングアプリへ
MDM研究所は、コロナ前とコロナ禍における「恋人探しの出会いの場」も調査しています。
学校や職場がリモートになり、飲み会や社員旅行などのリクリエーションが激減したからなのか、マッチングアプリを出会いの場と考える人が激増しています。
消費者庁の年代別統計では、20代や大学生ほど利用率が高い
マッチングアプリを現在利用しているのは20代が12.3%、30代が8.4%、40代が3.6%。
過去3年以内に利用したことがある者まで含めると、20代が28.9%、30代が16.6%、40代が6.8%。
若い年代ほど、認知状況、利用状況ともに高い傾向。(参照元:マッチングアプリの動向ー消費者庁)
20代の3割近くが、現在または3年以内にマッチングアプリを利用したことがあるという結果が出ました。
マッチングアプリのトラブルの第一位は恋活、婚活目的ではなく、性行為目的の男性と出会ったこと
マッチングアプリのトラブルの定番といえば、いわゆる「ヤリモク(出会いではなく性行為目的)」とよばれる人たちの迷惑行為。
ほかにも、過度な写真の加工、デートのすっぽかし、ビジネスや宗教への勧誘などもよくあるトラブルです。
写真の加工はもちろん、自撮りもあまり評判がよくないので、真剣な恋活、婚活中の方は、ぜひプロに撮影してもらいましょう。
不自然な加工ではなく、プロのカメラマンが最高のコンディションのあなたを撮影してくれます。
注意を払うべき会員は次の通りです。①ビッドコインなど投資の勧誘 ②新興宗教の勧誘 ③お金を借りようとする人(詐欺) ④気軽な飲み友達募集(既婚者の可能性あり) ⑤外国人(アジア人)等の美男美女の写真 ⑥びっくりするほどハイスペックな経歴(証明書なし) ⑦マルチ商法、副業勧誘 ⑧外部サイトに誘導 ⑨ホストの営業 ⑩高級車などを見せる成功者アピール(詐欺) ⑪不自然な日本語や定型文 (詐欺)⑫異常に急いでいる(すぐにLINEの交換や結婚をちらつかせる) ⑬気が短くすぐにキレる人
マッチングアプリより結婚相談所の方が向いている人もいる!出会系サイト、マッチングアプリ、結婚相談所の違いは?
「出会系サイト」は20年以上前のガラケー時代に登場したサービスです。当時は法律が整備されていなかったため、未成年などが被害にあう事件が多発していました。
そのため、今でも「出会系」という名称に、ネガティブな印象を持つ人もいるかもしれませんが、優良な事業者は「インターネット異性紹介事業者」として公安委員会から認証されています。
公式サイトを見て「インターネット異性紹介事業届出・認定番号 *********)」と掲載されているかどうかチェックしてみてください。
いわゆる「出会系サイト」が登場した時代はアプリ(スマホ)はありませんでした。当時から運営している事業者の多くは、今ではアプリも併用できるようになっています。
スマートフォンが一般化するようになった後に誕生した「出会いのためのサービス」は、アプリを利用することが多いので「マッチングアプリ」と呼ぶことが多いですね。
一方、ガラケー時代からスタートした「出会系サイト」は、GooglePlayやApp Storeからダウンロードしたアプリより、公式サイト(=web/スマホ・PCどちらも可)の機能が充実しているので、webサイトからログインして使う方が多いようです。
どちらも女性は無料。男性については、マッチングアプリは月額固定制、出会系サイトはポイント制となっています。
マッチングアプリは恋活、婚活寄り、出会系サイトは気軽な遊び相手から婚活まで幅広い目的を持つ男女が集まり、後者は大人の出会いを求めるアダルトカテゴリーがあったり、既婚者可の場合もあります。
マッチングアプリと出会系サイトは、検索や掲示板でお相手を見つけますが、結婚相談所は検索のほか、紹介システムを導入している場合も多く、その分、女性にも費用が発生します。
結婚相談所には、独身証明書や学歴証明書、男性には収入証明書等の提出義務がありますので、既婚者や遊び目的の人が紛れ込む余地はありません。
マッチングアプリは今や、恋活、婚活の必須ツール
今回は、ますます需要が伸びていくマッチングアプリについてご紹介しました。
まれに会員が詐欺やトラブルに巻き込まれる事件も発生しますが、決して危険なツールではなく、若者から熟年まで幅広い年代の人たちが、恋人や結婚相手との幸せな出会いを求めて積極的に利用しています。
女性のみなさんは、基本的に登録料、利用料無料となりますので、複数登録して、試しに一度検索してみましょう。自分に合うアプリ・サービスが絶対に見つかるはずです。
マッチングアプリについての記事
女性向き【70問70答!】マッチングアプリ、婚活アプリ、マッチングサイト、恋活&婚活Tips!>>>