「楽しいはずの恋なのに、なぜか不安で辛いことばかり」「恋愛がまったく上手くいかない」「恋の相手がどんどん変わる」「相手が複数いる」「DV男性、モラハラ男性、既婚者とばかり付き合ってしまう」「意に反して、相手の嫌がるようなこと(ストーカー行為等)をしてしまう」
もしこれらに当てはまれば、あなたは「恋愛依存症」なのかもしれません。なかには自分が「恋愛依存症」であることはわかっているけれど、自分の意志ではどうにもならない人もいるかもしれませんね。
恋愛依存症の原因は、幼少期の母親との関係にあったり、過去の恋愛による「心の傷」にあったりします。
恋愛依存症を克服するためには、「心理学」の勉強をおすすめします。心理学を勉強することによって、「現在の自分、過去の自分」と徹底的に向き合えるようになります。
読書が苦手な人は身体を動かすのもおすすめです。私はほぼ毎日「30分間のサーキットトレーニング」をしているのですが、ネガティブな感情が払しょくされました。夜間に熟睡するためかもしれません。
とにかく一度、男性と距離を置き「自分中心の生活」を目指してみましょう。自分の生活を楽しんでいるうちに、「自然と親しくなる」のが、本当にあなたとご縁のある男性だと思うのです。
人との付き合いや恋愛は、楽しいことばかりではなく、悲しいことや辛いこともありますが、「辛いことの方が多い、毎日不安を感じている」というのは、根本的な問題が潜んでいるはずです。
恋愛依存症とは?
まず、精神科や心療内科の診断名に「恋愛依存症」というものはありません。恋愛依存症の治療のためにクリニックの門を叩く人は少ないけれど、うつや不眠などの「症状」を聞くうちに、「恋愛依存」の話が出てくることもよくあるそうです。
「依存症」は精神医学の言葉では「嗜癖(しへき)」といいます。
依存症・アディクション(嗜癖)は、「身体的・精神的・社会的に、自分の不利益や不都合となっているにもかかわらず、それをやめられずに反復し続けている状態」といわれています。
依存症・アディクション(嗜癖)の対象は以下の3種類があります。
(1)物質への依存 : アルコール、薬物、ニコチンなど
(2)行為への依存 : ギャンブル、インターネット、買物、過食など
(3)関係への依存 : 対人関係、恋愛関係、共依存など依存症は治療が必要な病気です。「意志が弱い」とか「性格に問題がある」から依存症になるわけではありません。治療と周囲の理解や適切な関わりによって回復できます。
本人の自覚がない場合は、家族が支援を受けることが回復の第一歩となります。(引用元:大分県精神保健福祉センター)
恋愛依存症は、早晩、自分の不利益や不都合に繋がります。深刻化する前に原因を探り、恋愛に依存しない自分を取り戻したいですよね。
嗜癖とは何だろうか。大まかに「2つの要素から特徴づけられる」と梅谷氏は言う。
「2つの要素とは『耐性』と『退薬』です。耐性は、同じ量の薬物や行為で満足できなくなること。お酒の量が増えるのはこの現象です。退薬は、いわゆる『禁断症状』。薬や行為が禁止されると強い渇望を訴える状態です。この2つがあると『嗜癖』と考えられます」
恋愛は、嗜癖になり得る可能性が「十分にある」という。つまり、2つの要素を満たしているということだ。(引用元:ダイアモンドオンライン/「恋愛依存症とは何か?そのメカニズムと治療法」)
のべ10万人以上の治療にあたってきた心療内科医の梅谷 薫先生によると、嗜癖(依存症)は、「耐性」と「耐薬」2つの要素から成るそうです。
梅谷先生によると、恋愛は生物学的にも必要な行為で、相手にときめいたり、失恋で落ち込んだりする程度の「多少の感情の起伏」まで問題とする必要はなく、相手への依存も同様で「生命維持に必要なプロセス」だそうです。
そうはいっても、社会生活や交友関係に支障が出るほど、生活のすべてが恋人中心になり、常に不安感にさいなまれているようなら、もはや「生命維持に必要なプロセス」の範ちゅうとはいえません。
恋愛(好きという感情)と依存の違いは?
彼氏ができると通常は「安心感」が増すはずですが、彼氏に依存しすぎている場合は逆に「不安感」が増していきます。
たとえば、彼氏が出張に出かけたり、学生時代の友人と会うとき、通常の恋愛ならば「いい仕事がしてほしい」「友だちと楽しんでほしい」と考えるのものですが、依存している場合は「本当は浮気相手と旅行しているのではないか」「本音は私のことが面倒で、一人になりたいのではないか」と無駄に勘繰り、過度な連絡を求めたり、問い詰めたりしてしまいます。
彼氏を自分の生活の中心に置き、自分の生活すべてを彼氏に合わせてしまう「恋愛依存症」ですが、彼氏の方は「自分は大切にされている」「愛されている」とは思わず、逆に「わがままで身勝手な態度」だと思ってしまうものです。
通常の失恋でも一時的に深く落ち込むことはありますが、「(フラレた)相手の幸せ」までは祈れなくても、早い場合は数日、遅くとも数か月後には「私とは相性が合わなかった」と、自分を納得させ平穏な生活に戻ることができます。
一方、相手に過度に依存していた場合は、オセロの白が黒に変わるように、一夜にして相手が「憎しみの対象」になり、最悪の場合、ストーカー行為におよぶ可能性もあります。
「こんなに尽くしてあげたのに、捨てられた」「こんなにあの人のことだけを考えていたのに、裏切られた」といった極度の「悲しみ」が、「(二次感情の)怒り」になって現れます。
そして、悲しみや怒りの感情が完全に癒えないうちから次のお相手を見つけ、再び同じ依存関係に陥ってしまうので、当然同じ結果が待ち受けていることになります。
恋愛依存症の恋は破局すると、「怒り」の感情が湧き上がってくる場合が多いのですが、怒りは激しいパワーを持つ「二次感情」であり、怒りの裏には、寂しさ、悲しみ、不安、不甲斐なさ、いらだち、恥ずかしさ、がっかり感など、ネガティブな「一時感情」があります。
悲しみや不安の感情を溜め込むと「怒り」のパワーとなって爆発します。「一次感情」がたまり過ぎないように、普段からネガティブな感情を感じたら、その都度「言語化」してみましょう。
迷惑にならない範囲で、友人や家族に話を聞いてもらってもいいし、携帯のメモ帳に書くのもおすすめ。とにかくなんでも「言語化」してみましょう。
怒りの感情には攻撃性があり、人間関係を修復不可能なまでに破壊してしまうこともあります。
相手を「怒り」に任せて攻撃してしまうと、激しい罪悪感を感じたり、深刻な自己嫌悪に陥ってしまう場合も多いので、「一次感情」のうちに上手に処理しておきましょう。
恋愛依存症になってしまう原因や、なりやすいタイプの女性とは?
恋愛依存症になるのは、幼少期が原因の場合が多い
恋愛依存症の原因は、①幼少期の複雑な家庭環境だったり、②交際相手からのDVやモラハラだったりすることが多いとされています。※ 「モラハラ」とは、モラルハラスメントの略で、「暴言」や「威嚇」など精神的な暴力を指します。
たとえば、子どもの頃にネグレクト(育児放棄)され、いつも愛情不足で寂しい思いをしていたり、母親の気分にムラがあり、可愛がってもらえるときと感情のまま怒られるときの差が激しかったりすると、「見捨てられるのではないか」「嫌われるのではないか」といった不安感から、相手の顔色をうかがい、異常なほどに相手に尽くしてしまうのです。
幼少期に周囲の大人(とくに母親)からの愛情が不足していた場合、「”ありのままの私”なんて、受け入れてくれる人は誰もいない」と思い込んだまま成長し、無理な恋愛で、最後はクタクタに疲れ果ててしまうのです。
赤ちゃんは一見、誰の役にも立っていないように見えますが、お母さんはミルクを与え、おむつを替えてくれます。
幼少期に「無条件の愛」を受けた経験から、「世の中には”ありのままの私”を受け入れてくれる人が存在する」という「絶対的な自己肯定感」が生まれます。
「恋愛依存症の女性」と「ダメな男性」との共依存関係
DV男性やモラハラ男性と交際することにより、暴力を振るわれたり、罵倒されたりすると、どんどん自信が無くなり、自己肯定感も下がっていきます。
自己肯定感の高い人なら、たとえそういう相手に出会ったとしても、毅然とした態度で別れることができますが、自己肯定感が低い人の場合は「あの人を怒らせたのは自分が至らぬせいだ」と思い込んでしまいます。
DV男性(モラハラ男性)は、DVの発作が落ち着いたあと、突然態度を変え、弱さを見せながら謝ったり、優しくなったりするため、共依存体質の女性に「この人は私がいないとダメになってしまう」「私はこの人の役に立っている」「私のことを承認してくれている」と勘違いをさせます。
「双極性障害、いわゆる躁うつ病で通院していた方がいました。恋愛に事欠かず、ある人を好きになっては破局、またすぐ別の人を好きになっては……というサイクルを繰り返していました。その方は『1人でいるとさみしくて仕方ない』と言います。小さい頃、お母さんの愛情を感じなかったと話しており、その代わりの『愛』をいつも年上の男性に求めてしまうとのことでした」
このエピソードに限らず、恋愛依存になりやすいタイプの人は、強い「さみしさ」や「不安」を根底に抱えていることが多いという。
「あくまで臨床現場での印象ですが、恋愛依存の方では、自己肯定感の欠如や強いネガティブな思考がよく見られます。普通の人間関係をうまく築けない人も多いですね」(ダイアモンドオンライン)
心療内科医の梅谷先生のによると、「恋愛依存」になるのは、幼少の頃、母親の愛情を感じられずに育ち、常に「さみしさ」や「不安」を抱えているタイプが多いそうです。
自己肯定感が低いために承認欲求が肥大化し、その承認欲求を満たしてくれる男性を探し求めるあまり、無理な恋愛に走り、最後は感情を爆発させてしまうという悪循環となります。
自分が幸せになるためではなく、相手に認められるために恋愛をする。
自信がなく、自己肯定感が低いために、無意識に自分のサポートが必要な「ダメな男性」ばかりを選び、その人に尽くすことで「歪んだ満足感」を得ようとしてしまいます。
ダイアモンドオンラインの記事にあるように、両親からの愛情不足のせいで、年上男性との不倫関係を繰り返すことも多いようです。
極端な白黒思考(ゼロサム思考/0か100か思考)や善悪二元論の「アダルトチルドレン」も恋愛依存症に陥りやすい
「アダルトチルドレン(AC)」という言葉は、もともと「アルコール依存症の親(アダルト・チルドレン・オブ・アルコホリックス(ACoA))」に育てられ成人した人を指す隠語で、アメリカでは1970年代からケースワーカーたちの間で使われていました。
現在では、アルコール依存症だけではなく、ギャンブル依存症や薬物依存症の親に育てられた人、さらに、親からの虐待やネグレクト(育児放棄)、両親の不仲など、なんらかの機能不全家族のもとで育ち、トラウマを抱えたまま大人になった人たちのことも、アダルトチルドレンと呼ぶようになりました。
「アダルトチルドレン」は、機嫌が良いときと悪いときの差が激しい「ムラ気な親」に育てられ、親の機嫌で褒められたり、感情のまま怒られたりした経験から、「怒られたくないという防衛本能」のために、完璧な「良い子」を演じる必要がありました。
子ども時代は誰でも善悪二元論、白黒思考なのですが、成長するに従って、白と黒の間に濃淡のあるグラデーショングレーが存在することを学んでいきます。
それと同時に、悪いことをすれば自分のことを思って叱ってくれるお母さんも、良いことをすれば褒めてくれるお母さんも、どちらも「同じ」優しいお母さんだと理解していきます。
けれども、その日の気分で怒ったり褒めたりするお母さんは複雑怪奇で「褒めるお母さんは良いお母さん、怒るお母さんは悪いお母さん」と分けて考えて、自分を納得させるしかありません。
いつも難しい表情であまり笑顔は見せないけど心は温かい人、話は上手だけど嘘が多く信頼できない人などを、自分の経験から見抜くことが苦手で、表面的な印象だけで、悪人が善人かを、早計に決めてしまうこともあります。
すべての物事、人間を「白か黒か」「善か悪か」の二元論で考える習慣がついてしまい、たとえ下心があったとしても、自分を承認・肯定してくれる男性を「素晴らしい人」と思い込み、出会ってすぐに心を開き、その男性中心の生活になってしまいます。
相手のことを大切に思うからこそ、厳しい意見も言ってくれるわけなので、その発言に「悪意があるか」「意地悪な発言か」どうかを見極める必要があります。
これは恋愛に限らず、人間関係全般で一番重要なことなので、思い当たる節があれば、なるべく早めに対処しましょう。
恋愛依存症の症状や悪影響は?
恋愛依存症の根本原因は「いつか相手に見捨てられるのではないか」という不安です。
幼少期の経験から「”ありのままの自分”を受け入れてくれる人など、この世には存在しない」と思い込んでいますので、男性との交際においても無理ばかりしてしまいます。
恋愛依存症の症状
恋愛依存症の症状(チェックリスト)
- 彼氏からのLINEやメール、電話の返信が遅いと心配になり、ほかのことに身が入らない
- そうした「不安」を溜め込み「怒り」に変え、彼氏にぶつけてしまい、自己嫌悪に陥ることがよくある
- 彼氏から感謝されると、一時的な幸福感を覚え、さらに尽くそうと考える
- 彼氏から「今から会える?」と連絡が入れば、その後の友人との約束をドタキャンする
- 無理をしてでも彼氏にだけは高価なプレゼントをしてしまう
- 彼氏のSNSをチェックするのは自分が楽しむためではなく、行動をチェックするためだ
- 彼氏が仕事でいないときは、一人で何をしていいのかわからない
- 自分がせいいっぱい尽くしているのに、彼がそれに応えてくれないという理由で不満を溜め込み、怒りを爆発させることがある
- 初めて会った男性とでも、褒められれば深い関係になる
- 寂しさから同時に複数の男性と交際することがある
- DVやモラハラ、浮気男など、交際相手はいわゆる「ダメな人物」の場合が多い
- 友人から「あの人とは、別れた方がいいよ」と忠告されても、悪意や嫉妬に取ってしまい友人と絶交することがある
- 交際相手によって、自分のファッションや髪型、メイクがコロコロ変わる
- 何年も前に誰かに言われたこと(されたこと)が、何度もフラッシュバックして、不愉快な気分になることが多い
- 一夜にして味方が敵になることがある
- 常に恋愛している
- スマホが手の届くところにないと不安になり、自宅に忘れた場合は、早々に用事を切り上げて帰宅することがある
恋愛依存症の悪影響
恋愛依存症の悪影響
- 家族や友人と疎遠になる
- 金銭的な負担が増える
- 仕事がおろそかになり、キャリアを積むことができない
- 感情のコントロールができなくなる
- 心身の健康管理、健康維持が難しくなる
- 自分の意に反した「無理な言動」で自己嫌悪が酷くなり、承認欲求を満たすため、恋愛依存が悪化するという悪循環を繰り返す
- 最悪の場合、不眠やうつを発症する
- さらに最悪の場合は、ストーカーなどの反社会的行動におよぶ場合もある
恋愛における「共依存」「回避依存」とは?
恋愛依存症の女性はしばしば、DV男性やモラハラ男性と「共依存関係」になることがあります。
DV男性は暴力をふるった後に、突然弱さを見せたり、優しくなることが多く、恋愛依存症の女性は「この人は私がいないとダメになる」と思い込み、一時的にでも自分の存在価値を実感することができます。
DV男性もまた、相手に依存しているため、ともに成長するわけでもなく、不毛な共依存関係を続け、たとえ二人は別れることになっても、また同じような相手を見つけます。
どこかの時点で気付かない限り、無限ループとなってしまうのです。
「回避依存」とは、人と親密な関係になることで自分が傷つくことを極度に怖れ、人との心の通ったホットな交流を避けることを指します。
「回避依存症」は男性に多いとされ、ある程度親しくなると距離を取るため、一見、恋愛の駆け引き上手にも見えます。
しかしこれは、いつの日にか見捨てられてしまうことへの不安から、親密な関係になることを避けているだけなので、本人は常に孤独を感じています。
回避依存症の男性と共依存症の女性のカップルは、どちらも同じ「見捨てられ不安」を抱えていますが、症状の出方が正反対のため、最初はお互いに惹かれ合い交際に発展しても、早晩男性は女性の束縛に恐怖を感じ、女性は男性の冷淡さに不安(や怒り)を感じることになり、結局お互いが歩み寄ることなく、破局を迎えることが多いとされています。
共依存には、「一次共依存」と「二次共依存」があります。両者の違いは、共依存になった時期であり、前者は幼児期、後者は成人期です。
つまり多くの場合、前者は親(とくには母親)、後者は恋人や配偶者との複雑な関係が原因ということになります。
恋愛依存症をやめたい?治し方や依存しない方法は?
恋愛依存症は百害あって一利なし。なるべく早く克服しましょう。
恋愛依存症の原因は、たいていの場合、①子どもの頃の親子関係か②恋人(や配偶者)との関係のなかで受けた心の傷です。
「家族史」と「自分史」を作る
おしゃれなノートに色とりどりのペンを使い、家族史・自分史を綴ってみましょう。
幼少の頃からの現在に至る「心の傷」を「言語化」して正面から向き合えば、なぜあなたの自己肯定感が低下し、恋の相手から見捨てられることを極端に恐れるようになったか見えてくるはずです。
同時に可能な限り、祖父母や両親、兄弟も含めた「家族史」も作成してみましょう。写真を貼り付けたり、イラストを描いたり、母親への手紙を挟むのもおすすめです。
「お母さんも心に傷を持ちながら、彼女なりに私を一生懸命育ててくれたんだ」「嫌な思い出もたくさんあるけれど、結構いろいろなところに連れて行ってくれたんだな」「忘れていたけど楽しい思い出もいっぱいある」「とにかく自分はここまで大きくなれた。それは両親のお蔭」
こういう風に考えられるようになれば、心の中で母親と和解でき、「見捨てられる不安」も克服できるかもしれません。
家族と疎遠になっている人は、これをきっかけに「家族関係が改善」されるかもしれませんよ。
自分史には、過去の親友の名前も登場するでしょうから、仲良くしてくれた「懐かしいあの子」に連絡を取ってみるのもいいですね。
心理学の本を読む、勉強する
恋愛依存症の根本原因は、①自己肯定感の低さ、②強い承認欲求、③見捨てられる不安、④白黒思考だとされています。
当事者の目線ではなく、客観的な第三者の目線で、自己肯定感を上げる方法、見捨てられ不安や白黒思考の原因や解消方法を研究してみましょう。
YouTubeでも適切な動画がたくさんアップされています。
心理学というよりスピリチュアルの分野になりますが、「ご縁のあるお相手(ソウルメイト)」とは、人生のある地点で必ず出会うことになっているという説もありますので、そのときまで自分の生活を楽しもうと決意するのも、恋愛依存症を克服する良いきっかけになりそうです。
ジムに通って肉体改造
私は30分間のサーキットトレーニングに週5回ほど通っているのですが、身体を動かすことでネガティブな感情が消えていきます。
よく眠れるし、定期的な体重測定や血液検査も楽しみになります。あなたの頑張りが数字となってはっきり現れるので、自信に繋がりおすすめですよ。
相手ではなく自分自身に関心を持つことが、恋愛依存症から卒業する最大のポイントです。
さらに、規則正しい生活を心がけ、生活のリズムを整えれば、体調が良くなり、自己肯定感もあがるはずです。
彼中心ではなく、自分中心の生活リズムに戻し、彼のお世話は「自分の隙間時間」を使うようにしましょう。
(結婚相談所で)婚活してみる
あなたがDV男性など、ダメな男性とばかり交際してしまうのなら、第三者に紹介してもらい真面目で誠実な男性と出会ってみましょう。
検索でお相手を探すマッチングアプリはおすすめできません。なぜなら、既婚者や遊び目的の男性が一定数は混ざっているからです。
マッチングアプリではなく結婚相談所がおすすめなのですが、結婚相談所には①データーマッチング型と②仲人仲介型があり、仲人仲介型はプロの婚活アドバイザーがあなたの価値観や人柄を見て、相性抜群のお相手を紹介してくれます。
男性会員はもちろん全員独身で真剣に結婚を考えている人ばかり。証明書の提出義務があるので、嘘の職業を申告したり、年収や学歴を盛っている人もいません。
結婚相談所のおすすめポイント
結婚相談所では、お見合いが成立した後に、当事者同士が気に入れば、連絡先を交換して「仮交際」に入ります。
この「仮交際」が独特のシステムで、複数のお相手と同時進行で交際するのが一般的。
交際といっても、恋人としての交際ではないため、あなたも複数の男性と交際できる代わりに、お相手も複数の女性と交際します。
その中で誰か一人を「真剣交際のお相手」に決め、他のお相手には仲人さんに「交際中止」の連絡をお願いします。
どれだけ気に入っても、仲人さんを介して「交際中止」の連絡が届けば、そのお相手には個人的に連絡ができない規約になっています。
複数のお相手の中から、一人を選んだり選ばれたりするシステムは、過去のあなたの恋愛パターンを根底から覆すものです。
また、結婚相談所では入会前に無料カウンセリングを実施していますので、そこで「自分は本当に結婚したいのか、それとも、まだ結婚は早いのか」といった深層心理を引き出してもらえ、頭の中がスッキリ整理できます。
無料カウンセリングを受けても、入会は強制ではなく、自分で決めることになるので、身構える必要はありません。
DV、モラハラ、浮気男性の断捨離をしてみる
あなたが依存しているお相手が、DV、モラハラ、浮気をする男性なら、共依存の可能性が大で、あなたを幸せにしてくれる人ではありません。
LINEをブロックして、メールは受信拒否、電話も着信拒否にしましょう。
すぐに絶交するのが難しいなら、1度だけ猶予を与え「次に同じようなことがあれば、必ずお別れする」と相手に宣告するか、自分の心に誓いましょう。
共依存関係の彼とは距離を置き、自分の生活を楽しめるようになれば、その彼とはそのまま自然消滅してしまうかもしれません。
アンガーコントロールをする
恋愛依存症の女性は、「いつか相手に見捨てられるのではないか」という不安から、自分の感情を押し殺し、尽くし過ぎてしまいます。
けれども、そのような無理な状態が続くわけはなく、臨界点を超えれば「怒り」となって爆発し、相手も自分も傷つけてしまいます。
でも「怒り」は二次感情です。その裏には「自分はここまで彼に尽くしているのに、なぜ彼はそれに応えてくれないのか」という一次感情の「悲しみ」が隠れているはずです。彼からの連絡が少ない場合は、「不安」から「怒り」に変わります。
彼に自分の気持ちを伝えるときは、二次感情の「怒り」ではなく、一次感情の「悲しみ」や「不安」を伝えましょう。その方が正確に伝わるものです。
- なんで電話してくれなかったのよ! ⇒ 昨日は電話がなかったから心配だった
- 私のあげたセーターを着ないなんてひどい!⇒ あのセーターを一度も着てくれないので悲しい。
悲しみも不安も、怒りよりはマシですが、ネガティブな感情には違いありません、多用しないように気を付けましょう。
恋愛依存症以外の依存症にはどのようなものがあるのか?
恋愛依存症のほかにも、さまざまな依存症があります。生活を脅かさない程度なら、単なる「習慣」「娯楽」であり、リフレッシュやリラックス、喜びなど、逆に良い効果をもたらす場合もあります。
依存症は①物質②行為(プロセス)③関係の3種類に分けられる場合が多く、場合によっては①物質と②非物質や①物質と②プロセスに分ける場合もあります。
物質 | アルコール、薬物、ニコチン、カフェイン、コーラ、ジャンクフード、お菓子、砂糖 |
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行為 | ギャンブル、宝くじ、インターネット、スマホ、モバイルゲーム、ネットゲーム、買い物、浪費、過食、拒食、ダイエット、自傷、放火、窃盗、万引き、仕事、性、投資、マルチ商法、浮気、テレビ、借金、潔癖症、陰謀論、カルト宗教、度を越した健康オタク、度を越した節約、白黒思考、いじめ、美容整形 |
関係 | 恋人(恋愛)、家族、友人、DV、ストーカー、マザコン、ファザコン、共依存、児童虐待、高齢者虐待、カルト団体 |
依存症は、根本原因が同じ場合が多く、ほかの依存症を誘発することもあります。2種類以上の依存症がある状態を「クロスアディクション」といいます。
なお、恋愛依存と性依存は別の概念で、性依存は「行為」に依存し男性が多く、恋愛依存は「関係」に依存し女性に多いとされています。性依存は、アルコールやニコチンの依存にも少し似ていますね。
いじめ自体は行為の依存ですが、いじめっ子といじめられっ子と固定化すれば、関係の依存になります。虐待も同じです。
恋愛依存症を克服して幸せになろう!
楽しくハッピーなはずの恋愛が、辛く苦しいだけのものになっていたら、「恋愛依存」を疑いましょう。
恋愛依存症の原因は、幼少時の愛情不足や交際相手から受けたDV等による心の傷の場合がほとんどです。
自己肯定感が低く承認欲求が強いため、自分を認めてもらおうと無理をしたあげく、最終的に怒りを爆発させてしまうのです。
恋愛依存症を克服するには、自分を大切にすることが一番重要。自分で自分を好きにならなければ、誰からも好きになってはもらえません。
過去の自分としっかり向き合い、恋愛依存症を克服しましょう。